2025.11.27
夢の向こう側~ROAD LESS TRAVELED~
台湾映画で主人公のバンドを演じた4人の来日インタビュー!
元F4のヴァネス・ウー、サモ・ハンの次男ジミー・ハン、エリック・トゥー、そして台湾で活躍する日本人俳優のディーン・フジオカ。この4人が偶然出会いバンドを組み、成功の階段を登っていく青春映画「夢の向こう側~ROAD LESS TRAVELED~」が、DVDで発売に! 来日した4人に話を聞きに行って来たぞ!
| ■作品紹介
「夢の向こう側~ROAD LESS TRAVELED~」 11月27日DVD発売 発売元/アミューズソフト 監督/セブン・リー
音楽で成功したいと、ジョー(ジミー)が一人米国から台湾へ。ギターを盗まれたことをきっかけに、ロックバンド「SMASH」のメンバー、マイク(ヴァネス)、イー(フジオカ)、タカ(エリック)と出会い、バンドに参加することに。 |
――そもそもの話からなんですが、この映画の企画をされたのは(ジミーとヴァネスの)お2人なんですよね。
ジミー・ハン(以下ジミー)「アイデアは僕のアイデアなんですけど、作りましょうとみんなで相談して。映画をつくりたいねって。最初はアクション映画がやりたかったんですけど、でも予算が足りなくて(笑)。で、予算に合ったものをということで、いろんな台本があった中から決めたのがコレですね。
――青春映画でバンドの話でっていう?
ジミー「みんなバンドとか音楽とか好きで。それでピンと来たんじゃないですか」
――どんな脚本なら予算に合わせてつくれるかって考えた時に、バンドならできるかもって?
ジミー「音楽もあって、友情も…それがポイントですから、そのポイントがみんなの心を掴んだんじゃないかなって」
――実際に製作を始める前から終わるまでで一番苦労したことは?
ヴァネス・ウー(以下ヴァネス)「ジミーが監督して、脚本も書いて音楽も作って…」
ジミー「問題でも?(笑)」
ヴァネス「問題なんじゃないけど、ジミーはちょっと全て自分できちんとやろうとしすぎて…それから、僕が演出チームや制作チームの一部でジミーを助けることにしたんだ。それからというもの、僕らは毎日ミーティングを重ねた。僕がただの俳優みたいに、じゃバイバイって言ったら、彼はオ~って(頭を抱える)」
ジミー「でも僕の中では、(俳優には)役者としてのベストパフォーマンスが欲しかったから、あまり役者さんに違う仕事をさせたくなかった。映画を成功させるため、予算を組んだり資金を集めるのが一番大変でしたね」
――予算とか、実際にお金を集めなくちゃいけないとか、そういうのを含めて全てジミーさんがやられたんですか? プロデューサー的に。
ジミー「みんなと一緒にやろうとしたんですが、途中でやっぱり役者には芝居に集中してもらいたいと思って。だから相談していないとかそういうんじゃないですけど、とりあえず撮影が終るまでは。撮影中は…」
ディーン・フジオカ(以下フジオカ)「撮影はお祭りみたいだったよね」
ジミー「そうですね」
――(劇中でも)楽しそうですよね。
ジミー「楽しかった。でも終ってからが…」
――終ってからが大変だったんですね(笑)
ジミー「そう(笑)。ポスプロのお金とかが…あれ、お金来てないじゃんって。どうしようって」
――その苦労がね。でもそれはひとつのいい経験になった?
ジミー「そうですね。今回はすごいいっぱい経験して、悪いこともいいこともあるんですけど、僕は結構ポジティブな人ですから、悪いことがあっても次は同じミステイクをしなければって」
――次はもっとスムーズに行くだろうと。
フジオカ「まあ、学費を払ったようなもんだと」
――いいお勉強になったと。何と前向きな(笑)。ところで、キャスティングをされたのもジミーさんなんですか?
ジミー「僕だけじゃないですね」
――どういう選び方を?
エリック「まずは、ジミーがこういう映画やろうと思ってるんだって(言って)。それで、あ、僕出たい出たいってところから始まってるんです」
――バンドメンバーのキャスティングとか、どうやって決めたんですか?
ジミー「バンドメンバーは皆と相談して、この人だったらここでこういうパフォーマンスができるとか、そうやって決まったんですね」
エリック「毎日一緒にトレーニングしていた仲間だから…だからどこから始まったのか分からないですね。スムーズで」
――普段から仲のいい友達なんですね?
エリック「毎日会ってますから」
ジミー「1年に1回しか会わなければあの日だよねって思い出せるんですけど、毎日会ってますからね」
――いつ集まったか覚えてないわけですね(笑)
エリック「自然発生みたいな感じですね」
フジオカ「撮影はすごく楽しくて、仕事と思ったのは朝起きる瞬間だけ。でも俳優は撮影が終れば帰れるけど、ジミーは大変だったんじゃないかと」
ジミー「実はみんな帰ったあと、パーティーしてた(笑)」
――脚本はジミーさんが書かれたんですか?
ジミー「そうですね」
――脚本を書くに当たって、一緒にやりたい友達は集まっていたと思いますが、この人にこの役を、こういうキャラクターをって当て書きした、とどこかに書いてあったんですが?
ジミー「最初はだいたいのシノプシスがあったんですけど、でもまだ書いてなかったんですよ。みんなの役を決めてから書いたんですね。それで皆とじっくり相談して、たとえばリンはリーダーだったらどういうリーダーなの?って。それでキャラの小さいところから大きいところまで、性格とか生き方とか決めてから書き始めて」
――じゃあ、この人はもともとこういう性格の人だからこういうキャラにしよう、じゃなくて、あなたはバンドのリーダーだったらどういうリーダーになると思う?っていう話し合いの結果できたキャラクターなんですね。
ジミー「だから、みんなのために作った役です」
――それぞれに自分のキャラクターを考えると、自分と似ていますか?
ヴァネス「結構似ていると思います、ある程度は。それは今回に限らずどんな役を演じるにしても、ある程度自分を反映させないと、役の個性が出てこないんで。まあこの映画においては自分の経験を存分に活かして」
――芸能人の役ですからね。
ヴァネス「コントロールがきかなくなってしまって刹那的に生きている男、という役としてとらえてましたけどね」
――そういうところはないですもんね、ヴァネスさんは。
ヴァネス「ないですね(笑)」
――エリックさんはどうですか?
エリック「僕も当然陽気ですけど、それを膨らませて大げさに大げさにやってました。コメディ的な役どころだったんで。実際にそういう友達もいるんですけどね、いつもハッピーで怒ってるところを見たことがない。そういう役を演じられて楽しかった。そういうコメディ的な雰囲気にみんなを引き込まないといけなかった」
――とっても目立ついいキャラでしたね。元気で印象に残りますもん。
ヴァネス「彼がその場をもっていってしまうんです」
――フジオカさんはいかがですか?
フジオカ「がんばりました(笑)」
――自分にはあまりないキャラクターなんですか? すごくしっかりした…
フジオカ「もしかしたら、このキャラクターを演じたことで逆に成長させてもらうきっかけになったのかなって思って。つまり、いちばん子供というか年も経験も未熟だったし、責任感をもつということに対しての考え方が今とは違った。この役を演じることで、リーダーはどういう人かって勉強するじゃないですか。自分の中で成長するために自然に取り込んでいけるものが、その過程でシンクしていって、もしかしたら最初は自分の中になかったものが生まれるきっかけになったのかなって。今までやった作品の中でも意味のあった、個人的に思い入れのあるキャラクターですね」
――じゃあ今は当時から比べると、もうリーダー任してよ!ってくらいしっかりした素敵な自分って感じですか(笑)?
フジオカ「素敵な自分かってのはわかんないですけど(笑)、でもやるって言ったことはやりきるということが大事なんだなって」
ジミー「あの頃からは成長したと思いますよ」
フジオカ「いや~子供だったなって思いますよ。思い返すと」
エリック「非常に僕も成長させてもらったというか、この作品を通してすごく勉強になりましたね。監督のおかげというのもあるんですけど、わりと自由にやらせてくれたので、色々と試行錯誤していく中で成長できましたし、タカっていうのは、ああいう明るいひまわりみたいな役どころなんですけど、一旦カットがかかると現実問題が降り掛かってくる。製作をどう進めていこうという。そういう明るい人を演じながら、うーんって頭を抱えちゃうような毎日だったので、それはそれで大変だったんですけど、成長させてもらいましたね」
――もともと友達だった人たちが、この作品の製作を通じて、一段階くらい皆さん大人になったというか、プロフェッショナルになったという感じですね。
ジミー「そうですね。あと、この映画つくって今までに随分時間が経ったので」
エリック「それもあると思うね」
――3人で制作会社をつくっての第1弾がコレですね。その会社で、すでにプロダクションに入っている作品とか、こういう作品を作りたいんだよっていうのがあれば。
ジミー「ひとつはラブコメディで、ひとつはアクションですね」
――それはもう進んでる?
ジミー「今はロマンチック・コメディの方が進んでます。アクションの方はお金がかかるので(笑)」
――具体的にはどんな作品なんですか?
エリック「怖い映画」
――怖い映画はお好きなんですか?
エリック「『リング』を観た後は1カ月くらい眠れませんでした。『呪怨』を観た後なんか、布団かぶっちゃえば安心なはずなのに…。まあホラー映画はホラー映画で、自分が苛まれちゃうんじゃないのかなと。チャレンジングなやりがいのある企画かもしれない」
――ヴァネスさんは? こういう映画作りたい!というのはありますか?
ヴァネス「アクション・スリラー」
――どういう映画がお好きなんですか?
ヴァネス「『セブン』ですね」
――すごくいい脚本が必要ですね。でも台湾で「セブン」みたいな映画ができたら、それはとても貴重な…楽しみです。ぜひ作ってください。ジミーさんはどういうものを作りたいですか? お金のことは今は考えないで。
ジミー「アクション映画ですね。大きなアクション映画」
――「オブリビオン」みたいな?
ジミー「SFじゃなくて、普通の」
――(台湾映画の)「ハーバー・クライシス 湾岸危機 Black&White Episode1」みたいな?
ジミー「そうですね…でもちょっと違う。作りたいのはそんなヘビーなものじゃなくて、もうちょっと軽いの。僕が一番好きな映画は『スナッチ』なんです、もう100回以上見ましたね」
――なるほど、ああいうガイ・リッチー的なスタイリッシュな。
ジミー「ただ僕はガイ・リッチーとはスタイルが違うと思うんですけど、やりたいのはそこまでコメディっぽいのではなくて、もうちょっとアクション映画。まあ、頭使うアクション映画ですね。お金を集められたら(笑)」
――この映画はバンドの話なので、音楽の話を。好きな音楽を挙げて頂いていいですか?
ヴァネス「エアロスミス。子供の頃からずっと聴いてます。ガンズ&ローゼズもね。教会音楽を最近は聴いてますが、エアロスミスは8月に来日公演があるそうなんですけど、それを見に来るつもり。ライブで見たことはまだないんでね」
――お若いですもんね。
ヴァネス「ガンズがオープニングで、エアロがメインアクトだったコンサートに、姉が連れて行ってくれなかったので…」
――日本、台湾、香港の音楽は聴かないんですか?
ヴァネス「X JAPAN、LUNA SEA…」
――エリックさんは?
エリック「Dragon Ashが好きですね。DJをやってたので、いろんなジャンルの音楽を聞くようになって、ジャンルは問わず好きだし聴いてますね」
――台湾、香港では?
エリック「台湾には…まあまあOKなヴァネスってのがいるね(笑)。ディーン・フジオカって新人もなかなか。あと…ジミー・ハン?」
――DJということはヒップホップじゃないんですか?
エリック「ヒップホップだけじゃないです」
ジミー「彼はラジオDJだったんですよ」
――ああ。フジオカさんはこの作品にもいっぱい曲を作ってますが、これはこの映画のために書いたんですか?
フジオカ「いや、作った曲の中でジミーに使ってもらったって感じですね」
――アルバム出されてましたね。
フジオカ「いや、まだ出てないです」
――あれ?そうでしたっけ?インドネシアで…
フジオカ「そうですね、完成はしたんですけどリリースはこれからです」
――その中の曲なんですか?
フジオカ「その中に入ってますね、違うバージョンですけど。もっと前の、デモってわけではないですけど」
――曲を書くという作業と演技をするというのは全く違うものですか?
フジオカ「全く違いますね。どっちかというと、脚本を書く作業と曲を書く作業が似てるのかなと。演技はきっとライブとかパフォーマンスに近いのかな」
――これから先、音楽を?音楽も?やっていきたい?
フジオカ「音楽は小さいときからずっとやってきて、たまたま仕事として先に成り立ったのが演技だったんで…。それより前にバンドやったりギター弾いたりやっていて、子供の時は音楽家になるという夢の方が強かったんで、やっとそれにちょっと近づいたかなと」
――どういう音楽を聴いて育ったんですか?
フジオカ「最近はフェイ・ウォンの曲とかいいなと思って。ヒップホップも聴くし、インストも聴くし」
――ジミーさんは?
ジミー「一番の憧れは、ベビーフェイスだったですね。それとボーイズⅡメンとかスティービー・ワンダーとか、そっちの方向ですね。昔はベビーフェイスの作ってる曲、歌ってる曲全部好きだったので」
――皆さん、方向性バラバラで面白いですよね。このメンバーでライブとかやったら楽しいかも。
ジミー「今言ったのは一番好きなやつですけど、みんな幅広くいろいろ聴くんですよ」
――せっかくだからバンドやったりとかいう話はないんですか?
ジミー「やりたいけど、みんな時間がないんですよね」










