インタビュー

2025.08.14

  • エンド・オブ・ウォッチ
    ジェイク・ギレンホール インタビュー

 

ロス市警に勤務する警官たちの死と隣り合わせの日常をリアルなタッチで描いたポリス・アクション「エンド・オブ・ウォッチ」。本作で、タフな白人警官テイラー役を演じた若き演技派ジェイク・ギレンホールが、作品の魅力や共演者について語った。

 

■作品紹介

「エンド・オブ・ウォッチ」

8月17日(土)丸の内TOEIほか全国公開
ロサンゼルスの重犯罪多発地区サウス・セントラルを担当する警官テイラー&ザヴァラは、署内でも屈指の検挙率を誇る名コンビ。ある時、パトロール中に通報を受けて踏み込んだ一軒家で、彼らはメキシコ麻薬カルテルのある秘密を知ってしまう。ギャングたちに命を狙われ追い詰められた2人は、決死の反撃を開始する。

 

この作品はポリス映画として歴史に残るだろうし、個人的にも僕の人生を変えた映画だ

 

――本作の脚本を読んだ時の感想は?

 

ジェイク・ギレンホール(以下、ギレンホール)「初めてこの脚本を読んだ時はふっとんだよ。でも、それはこの映画がアクション満載の警察物で、凄まじい激しさと、素晴らしいストーリーテリングがあることが必ずしも理由ではなく、この映画に注がれている気持ち(映画に描かれている絆)や、主人公2人の対話、そしてこの2人がいなければこの映画は成り立たなかったという事実からきている。つまり、彼らの友情、愛、お互いへの犠牲のことだ」

 

――この映画のストーリーについて教えてください。

 

ギレンホール「テイラーたちは外に出て、僕たちが映画の中や日常で見たことのある事件や実際にサウス・セントラルで発生する事件と向き合う。そして、ある日メキシコのギャングに支配されている家に入ってしまう。最初は気付かないけど、やがて事実を暴いていくんだ。それは何かの間違いだったり、偶然からだったり、ただのプライドからだったりするが、何度か同じ家に行くようになって人身売買や麻薬売買の秘密を知る。それでギャングから狙われるようになるんだ」

 

――相棒を演じたマイケル・ペーニャとの共演はどうでしたか?

 

ギレンホール「彼が現場に入ってきて、台本を一緒に読み始めたその瞬間から彼は、僕が一緒に仕事をした俳優の中でもっとも驚くべき俳優の一人だよ。とても陽気で、そして誰も経験したことのないような笑いを提供してくれる素晴らしい人だよ。コメディアンよりもね。そして、彼は本当に自分の仕事に力を注いでいた。僕たちは、この5ヵ月を一緒に過ごすための準備が整った、人生の上でもキャリアの上でも、もっとも出会うべき良きタイミングで出会った。僕たちは最高におもしろいことをやってのけたよ」

 

――妻のジャネット役を演じたアナ・ケンドリックはどうでしたか?

 

ギレンホール「ジャネットは少し違った感覚をもっている。家族への感覚、愛への感覚、親密さに対しての感覚、つまりブライアン・テイラーが彼女に会うまでもっていなかった感覚だ。ジャネットという役は映画の調和を保っている。ザヴァラとテイラーの関係と、ザヴァラとガビーの関係があって、そこにジャネットが入ることで全てのバランスがとれるんだ。アナ・ケンドリックは自然体でカリスマ性があるから、突然入ってきても僕たち3人をうまく扱うことができるんだ。実際そうだったし、彼女はとても並はずれている。僕たちは映画をつくりながらとてもいい時間を過ごしたよ。それに、あらゆる状況が待ち受けている真っただ中で、ロマンスがあったことはいい気分転換になったよ」

 

――同僚警官を演じたアメリカ・フェレーラについては?

 

ギレンホール「デビッド・エアー監督は、一瞬にしてアメリカに魅了されたんだ。彼がアメリカに会った直後、すぐ彼から電話がきて、彼女が警察官の姉妹をもつこと、そしていかに素晴らしい役者で、とても並はずれていて、彼女以外の人なんて考えられないって言ってきたんだ。映画の中で彼女だって気付く人は少ないと思う。映画の中の彼女がまさ「アグリー・ベティ」の彼女と同じ人物だなんてわかるはずがない。それこそが彼女の演技の素晴らしさと、この映画へ彼女が献身的な演技をしている証明だ」

 

――観客はこの映画に対して何を期待していると思いますか?

 

ギレンホール「僕はこの映画に対して本当に誇りをもっている。そして、人々がこの映画を見てくれることに、とてもワクワクしている。この映画はポリス映画として歴史に残るだろうし、映画製作の上でも残るだろう、個人的にも僕の人生を変えた映画だった。パトカーの中で僕とマイクが経験したことを、みた人がなんらかの形で感じ取ってくれればいいと思う。この映画は僕の人生、そしてマイクの人生を変えた。僕たちは結果的にほんの少しでも誰かの人生を変えるきっかけを与えたいと思っている。そして、日常的に警察官たちが何をしているか、彼らの関係、彼らがお互いにどれくらい思い合っているかを経験することは、それだけで見る価値のあるものだ」

 

<プロフィール>
ジェイク・ギレンホール
1980年12月19日生まれ、ロサンゼルス出身。「シティ・スリッカーズ」(’91)で子役として映画デビューし、両親が監督・脚本を手掛けた「欲望」(’93)に姉のマギー・ギレンホールとともに出演。初主演作の「遠い空の向こうに」(’99)が高い評価を受ける。以降、「ドニー・ダーコ」「デイ・アフター・トゥモロー」「ゾディアック」「ミッション:8ミニッツ」などに出演。「ブロークバック・マウンテン」(’05)では英国アカデミー賞助演男優賞受賞、アカデミー賞助演男優賞ノミネートを果たした。

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