インタビュー

2025.08.19

  • スパイキッズ4D:ワールドタイム・ミッション
    ジェシカ・アルバ&ロバート・ロドリゲス インタビュー

見ているだけでワクワクするガジェットを持った子供たちが、世界を救うために大暴れする人気シリーズ「スパイキッズ」。その第4作「スパイキッズ4D:ワールドタイム・ミッション」が9月17日に公開される。本作の見どころは、一新されたキャストと3Dを超えた新たな表現”4D”(3D映像+におい)だ。そこで、元スパイでキッズたちのママを演じたジェシカ・アルバと、監督、脚本、製作、音楽、撮影の5役を務めたロバート・ロドリゲスに緊急インタビュー! 子煩悩で知られる2人が子供向け映画への思いを熱く語り、監督は4Dの着想のきっかけまで明かしてくれた。

 

■作品紹介
「スパイキッズ4D:ワールドタイム・ミッション」 

9月17日公開
松竹配給
超時空を操る力を持った秘石、クロノスサファイアを手に入れたタイムキーパー。時間を止め、過去にさかのぼり世界征服をたくらむ悪党に立ち向かうのは、新たなスパイキッズ、レベッカとセシルの姉弟。元敏腕スパイのママと、スパイ顔負けのガジェットとともに最強の敵に立ち向かう!

 

―ロバート・ロドリゲスは、あなたが赤ちゃんのオシメを替えている姿が、この作品のインスピレーションになったと言っていますが。

 

ジェシカ・アルバ(以下、ジェシカ)「きっと、そういうこともあったんだとは思うけど、おそらく私がロバートに”子供向けの映画に出演したい”と言ったのが始まりだったんじゃないかしら。初めて母親になり、仕事と家庭を両立させようと四苦八苦している女性をちゃんと描いた作品がないのはおかしいと言ったのよ。だって、そういう姿をリアルに描くだけでちゃんとコメディになるんだもの、映画のテーマとして面白くならないはずはないわ」

 

―この映画はまさに、その通りですね。

 

ジェシカ「そうなの。だから私も、いろんな意見を言った。具体的にはどこっていいづらいけど、ほんと全体にわたってね。ロバートも5人の子供の父親だから、その辺はまさにツーカーな感じよね。すごく楽しい現場だったわ」

―赤ちゃんを抱っこしてアクションしていましたが、あの赤ちゃんは?

 

ジェシカ「もちろん人形よ。精巧にできたアニマトロニクスなの。軽ければラクだったんだけど、重さもホンモノの赤ちゃんと同じくらい。だから映画のなかでフーフー言っているのは演技じゃないのよ」

 

―これからも、こういう子供向けの映画には出てみたい?

 

ジェシカ「機会があればね。今はTV番組と、ある映画のアイデアについて進めているところ。赤ちゃん用品ブランドの開発もあって忙しいんだけど、それでもこれまでより全然、余裕がある。子供に合わせた。ゆったりした生活を送ろうとしているのよ」

―4Dが”におい”というアイデアはどうやって生まれたのですか?

 

ロバート・ロドリゲス(以下、ロバート)「3作目が3Dで『スパイキッズ3-D:ゲームオーバー』というタイトルだったから、今回は”4D”と謳いたくて、何をもって4Dと呼ばせるのかを考えたんだ。で、浮かんだのが、子供のころに見たジョン・ウォーターズの『ポリエステル』。あのにおいのアイデ アを拝借したわけさ。もちろん、僕たちの場合は子供が喜ぶにおいばかりだけどね」

 

―あなたは今回も、監督だけではなく脚本、撮影、製作、そして作曲までやっています。この作品だけは、自分でできる限りのことをやってみたいのですか。

 

ロバート「それはちょっと違うね。あくまで製作費の問題で、資金さえあれば誰かに任せたいよ。今回も、あまりに忙しくて、ときどき、現場に行きたくないこともあったくらいで・・・・・・先日、あるCMの監督をやったんだけど、そのスタッフはすごかった。『アバター』の撮影監督に、編集はデビッド・フィンチャーの作品をやっている才人だった。こういう人たちと仕事するのは最高だったけど、製作費のほうも最高で、妙に落ち着かなくて。やっぱり僕は自分でやるほうがいいのかなってね(笑)」

―そんなに忙しくても、このシリーズを作ってしまうほど、魅せられているのはどういう部分?

 

ロバート「やっぱり子供たちに勇気と夢を与えられるところだろうね。同じくらいの年齢の子供がスパイのガジェットを使って世界を救う。そういうのって子供にとってはたまらなく魅力的だと思うんだよ。僕も子供のころは『星の国から来た仲間』という作品が大好きだった。主人公の姉弟には特殊な力があって、それに憧れたものだよ」

 

―これからの作品について教えて下さい。

 

ロバート「まず、フランク・フラゼッタとラルフ・バクシによるアニメーション『ファイヤー&アイス』のリメイクで、3Dの実写とアニメを組み合わせたものになると思う。『シン・シティ』の続編も前作と同じ手法の3D。『ヘビーメタル』はオリジナルと同じようにオムニバスのアニメで、それぞれ異なる監督が作ることになると思うよ。これはまだ3Dになるかわからない。どういう順番で作るかはまだ決めてないけどね!」

 

取材・文/渡辺麻紀

 

●プロフィール

ジェシカ・アルバ
1981年、米カリフォルニア州生まれ。00年から放送されたTVシリーズ「ダークエンジェル」で主人公、マックスを演じ注目を集める。ロバート・ロドリゲスとの仕事は「シン・シティ」、「マチェーテ」に続いて3作目。現在、1児の母として家庭と仕事を両立している。

 

ロバート・ロドリゲス
1968年、米テキサス州生まれ。「エル・マリアッチ」、「デスペラード」、「レジェンド・オブ・メキシコ」といった一連のメキシコ系アクション映画で注目を集める。01年、シリーズ第1作となる「スパイキッズ」を手掛け、子供向け映画にも進出した。ガジェットを多用したアクション演出がファンの心をつかんでいる。



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