大ヒット米国ドラマ「HEROES/ヒーローズ」に続く、新シリーズ「HEROES Reborn/ヒーローズ・リボーン」が
Huluで独占配信中。本作でタフでエネルギッシュなヒロイン、ミコに扮する祐真(すけざね)キキさんが来日。米国ドラマ撮影の舞台裏から彼女の最終目標まで、ポジティブ・トークの長尺版をお届け。
「HEROES Reborn/ヒーローズ・リボーン」
Huluで独占配信中
企画・製作総指揮/ティム・クリング
出演/ジャック・コールマン ザカリー・リーヴァイ ジュディス・シェコーニ 祐真キキ マシ・オカほか
前作から5年後。世界各地で新たに目覚めた超能力者たちが、過去の超能力者たちと協力して、人類を救う戦いに身を投じていく。東京に暮らすミコは、幼いころ失踪したゲームクリエイターの父親と、父親が開発したゲームの謎を追っている。全13話。
――「HEROES Reborn/ヒーローズ・リボーン」のヒロインに大抜擢! 番組がスタートして周囲の反応はいかがでしたか?
祐真キキ(以下、祐真)「よく知らない親戚や友達が増えて(笑)、Faceboookにも書き込みが増えました。マシ・オカさんが『オリジナルの「HEROES~」放送翌日は、みんなに気づかれて街を歩けなくなった』とおっしゃっていたので、私も期待して外出したんですけど、誰にも気づいてもらえず悲しかったです。マシ・オカさんはドラマもプライベートも見た目が変わらないけれど、私は役に扮装して街を歩いていないし、そもそもアジア人の女の子はいっぱいいるので…気づかれにくい? 友人のすみれちゃん(モデル&女優)には喜んでもらいましたが」
――「HEROES Reborn~」の出演の経緯と、実際に撮影に入ってみていかがでしたか?
祐真「オーディションはクローズドで、『殺陣やアクションができる日本人女性』という条件で、ある程度絞り込んで行なわれました。その時点で台本には役名が『キキ』となっていて、『これは私がやるということかな』と運命を感じた。最初の台本では、ミコはもっとおとなしい性格だったけれど、私が演じることになって書き換えられたのかもしれません。
それから、ミコの部屋のセットは、間取りなどはきちんとした日本のアパートだったけれど、照明がピンクとブルーで独特な雰囲気だったので、共演の内門徹君と笑っていました。私も高校生の頃にオリジナル版の『HEROES~』を見ていて、おかしな日本の描写=“なんちゃって日本”は気になっていましたが。
あと、台本の中のセリフで『くノ一』と『刀ガール』というのが混在していたので、それは直しいただき、内門君と台本を日本語に訳す作業もしていたんですよ。
内門君とは同い年で仲が良いんです。最近は引っ越しを手伝ってもらったり(笑)」
――東京の演劇スクールで殺陣を習ったと聞きましたが?
祐真「ワークショップで、映画『ラスト サムライ』(’03)の殺陣を指導していた方にみっちり仕込まれました。でも、実際現場では10何時間もぶっ続けで撮影するので、武道が大変というより、じつはあのギュッとまとめた髪型がけっこうキツイんですね。頭が痛くなってきて。殺陣の最中に額から血が出て、“ああ、女優として終わったなぁ”と思うこともありましたけど(幸い軽傷ですんだ)、大きなケガをするとチャンスを手放しかねないので、撮影の合間は体力を消耗しないようになるべく休憩を取っていました」
――台本のラストまで読んで、作品の全体像をつかんで演じているのですか?
祐真「先々の台本を渡されるわけではないですね。先に何が起きるのか分からない点では演じるミコといっしょ。第1話では、父親との関係が分からないと演じられないですし過去など勝手にイメージをして作ってしまうと先々齟齬が生じるかもしれないので教えてもらいながら演じました。今でも第13話のラストがどうなるか知らない。台本は読んでいるけど、編集のタイミングで変わったりもするので」
――以前、マシ・オカさんにインタビューした際に「『HEROES~』は台本1Pのシーンを16時間ぐらいかけて撮る」と、撮影の大変さを語っていました。本作は海外の移動も多かったようですが、これまでの撮影と異なる体験はありました?
祐真「移動は多かったです! ヨルダンに弾丸ツアーで現地に行って撮影してスグ帰るというような。それはそれで楽しかったけど。撮影のメインはトロントですが、トロント内でもロケーションはいろいろあるので移動は多かった。ただ撮影移動が多いと、集中力がもたないので、できるだけ休むようにしていました。疲れると演技できなくなる」
――アンジェリーナ・ジョリーに憧れて女優になることを決意されたのですよね?
祐真「そうです。アンジーだけでなくハリウッドには俳優として知名度を上げて、人道支援や環境問題対策を積極的に行なっている方が多い。自分もそれをできたらなと思います。その目的のために女優を選んだというのもある。人道支援という夢があるからこそ、有名にならないといけない。
人道支援をする仕事に就きたい、そう決めたのは東京に出る前の20歳くらいのときでした。いろいろと調べたのですが、大学を出ていないと難しいということが分かり、実情を自分の目で確かめるべくアフリカへ行ってバックパッカーで1カ月間滞在をした。
南スーダンの僻地で人道支援をしているアメリカ人と出会って話を聞いてみると、やはり『大学へ行って知識を得て、スキルを身につけないとダメ』と言われたんです。でもアメリカの大学に行くには1年間で500万円くらいの授業料と生活費がかかる。難しいなと。アンジーのような、人を動かす力をもつ俳優ならば、そういう仕事にも近づけるのではないかと思ったんです」
――本作で祐真さんの魅力を初めて知る人も多いと思います。今後の女優活動について、拠点は? チャレンジしてみたい作品のジャンルは?
祐真「日本の活動だけでなく世界を目指したい。『HEROES~』は世界100カ国以上で放送されています。だから活躍の舞台としてアメリカを選んだ。オーディションは100回以上受けました。やっと第一歩を踏み出したという感じです。
ハリウッド映画で色んなことをやってみたい。最近は人間を演じていないので(笑)、次作では、人間を演じたいなと思っています」
■プロフィール
1989年、京都府出身。タンザニアでバックパッカーとして1年過ごすうちに、人道支援活動をする米国人と出会い、人道支援という目的を果たすために女優を志す。22歳でロサンゼルスに渡り、100回を超えるオーディションを受け、本作のミコ役を得る。
撮影/HAJIME ヘアメイク/山口恵美 スタイリスト/菅原麻里
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