桜庭ななみ、土屋太鳳に続き、「人狼ゲーム」シリーズ第3作に主演を果たした高月彩良。実写映画では初主演となった「人狼ゲーム クレイジーフォックス」が12月5日に公開される。そこで彼女に、本作への思いを聞いた!
「人狼ゲーム クレイジーフォックス」
12月5日(土)公開
配給/AMGエンタテインメント
監督・脚本/綾部真弥
出演/高月彩良 冨手麻妙 柾木玲弥
あやかたち12人が目を覚ますと、その瞬間から人狼ゲームが開始された。あやかが引いたカードは「狐」。人狼でも村人でも予言者でも霊媒師でも、用心棒でもない1人だけのキャラだ。あやかは生き残りたかった、彼と共に。
ハードな役柄だったからできるのか不安だった
――作品拝見しました。コワイです。何ですかこのゲーム。
高月彩良(以下、高月)「アハハハハ」
――高月さんの演じる主人公のキャラクターは、“人狼ゲーム”をするのが2度目なんですよね。もう“人狼マスター”みたいな。
高月「アハハハハ。そうです」
――初主演の実写作品ですが、このオファーが来た時はどう思いましたか?
高月「お話しいただいたときは実感があまりわかなかったです。最初は原作だけ渡されて、主演をやるってことは一切聞いていない状態だったので、私は(主人公の)あやか役はやらないなっていう軽い気持ちで読んでいて。原作だと有希がボーイッシュな男の子なので、私は絶対こっち(の役)だと思ってて。そうしたらあやか役ですよって言われて、ワーッ私か、できるかなって正直不安がよぎりました」
――ちょっとハードな役柄ですもんね。
高月「ハードですよね。話の内容もすごく過酷ですし」
――台本を読んだ時はどうでした?
高月「あやかってコワイなって。これが私に出来るのかなっていう不安がありましたね。楽しみな気持ちもあったんですけど、不安の方が倍に大きかったです」
――だって(作品は)主演にかかってますもんね。そして、現場は尋常じゃない緊張感がみなぎってたと伺っていますが。
高月「ホントすごかったです。撮影は短期間だったんですけど、その間集中して撮るっていう理由もあって、みんな気を抜く時間があまりなかったので緊張したまま撮影に取り組んだんです。みんな同世代の子たちだったので、安心感とかもあったんですけど…。ただ、綾部監督が熱のある方で『ヨーイ、ハイ!!』の声がすっごいんですよ。普通の監督は『ハイ!』くらいじゃないですか。それがもう…気合が。心臓にビビビってきて気を抜く暇がなかったなって思います(笑)」
――監督からは、具体的に役作りについてどんな注文がありましたか?
高月「まず、あやかは何を考えているかわからないというのが、お客さんに第一印象として伝わるようにしてほしいと。でも、ずっと怒りを持っている。なんでこんな理不尽な場所に連れて来られてゲームなんてしなきゃいけないんだっていう怒りを、常に秘めていてほしいと指示をいただいて。最後にその怒りをぶつけてほしいって言われました」
――最後に怒りをぶつけるシーンというのは、あの(ラストの)叫ぶシーン?
高月「そうです、あのシーン。それまではよくわかんない子なんですけどね」
――別人が乗り移ったみたいな。
高月「『あのテイクどうでしたか』って聞いたら、監督にも『可愛くはない、怖かった』と言われて、そのくらいになってたんだなって。(ラストまで)ずっとおとなしくしてたので、やっとワーッて叫べてすごく気持ちよかった」
人を欺くには相手の目を見て言い切ること
――このキャラクターに、自分と共感できるところはありましたか?
高月「私も、もしこの世界に入って好きな子ができたりしたら、彼と一緒に抜け出したいという気持ちは持つだろうなって。必ず勝ち抜いてやろうと思うだろうけど、私はあやかほど賢くないのでいずれどこかで失敗するだろうな(笑)」
――彼もあまり気持ちに応えてくれないですしね。
高月「そうなんです、それがちょっともどかしいっていうか」
――あの(ゲーム参加者)メンバーの中で、あやかでないとしたら誰に一番近いと思いますか?
高月「芽亜里ちゃん。私はあれだと思います。やってることはちょっとヒドイんですけど、でも私でもああなっちゃうかなっていう感じがしますね。人を殺すことはできない」
――あれはちょっとズルいキャラですよね。
高月「ズルいですよね、でもカッコイイですよね」
――高月さんご自身は、人狼ゲームをしたことがありますか?
高月「あります!この撮影の時にメンバーでも何回もやりました。その時は私は霊媒師と人狼になったんですけど、すっごい楽しかった。今や私“人狼マスター”ですよ」
――実際、人を欺くときに必要な要素って何だと思いますか?
高月「相手の目を見てしゃべることですね。目を泳がせたりしないで、言い切る。これですね。でも私自身はすぐ顔とかに出てしまうので嘘がバレちゃうほうなんですけど」
素の自分に近いから歌う役柄をやりたい
――この映画もだいぶ流血しますけど、ホラーやスラッシャー映画は平気なほうですか?
高月「ずっと苦手だったんですが、ちょっと前にオーディションを受けるきっかけがあって、園子音監督の作品を観ていたんです。(園監督作品は)スゴイじゃないですか、血しぶきとか。結構グロテスクな感じがあったので、それでだいぶ慣れました」
――逆に、そういう現場にも興味がわいたりとか?
高月「血糊を使ってみたいって思いました。そうしたら『ストレイヤーズ・クロニクル』で銃で撃たれて血糊をすごい使ったんです。楽しかった。なかなかできないので」
――ホラーも観てくれるんですね。どんな作品がお好きなんですか。
高月「結構何でも観ます、アクションも観ますし。ついこないだ『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』を観ました。とっても面白かったです。(シリーズ前作は観ていなくて)初めて観たんですけど全然楽しめて。すっごい面白かったですね」
――面白かったですよね。ああいうアクション作を好きになってくれる女子ってうれしいなと思います。
高月「若い女子は恋愛ドラマとかが好きですもんね」
――今後は、アクションもやってみたいですか?
高月「やってみたいです!でも私、運動神経悪いんですよね…かなり練習が必要かも。他にも、実は劇中で歌う役柄とかやってみたいんです。こないだ『セッション』っていう映画を観たんですけど、迫力あるドラム演奏シーンがカッコよかった。ああいう作品いいですよね。私は歌のお仕事もしているんですが、歌っているときが一番素の自分に近いので楽しいし、楽しく見せることができるんじゃないかと」
――高月さんはクールなイメージがあるので、意外ですね。
高月「コメディもやってみたいです。ドラマの『ヤンキー君とメガネちゃん』みたいなはっちゃけた役もやってみたいんですよ!」
■プロフィール
1997年生まれ。神奈川県出身。ジブリ作品「思い出のマーニー」で主人公の声を務め注目される。他にドラマ「地獄先生ぬ~べ~」(’14)や映画「ストレーヤーズ・クロニクル」(’15)、舞台「BASARA」(’14)など。映画「五つ星ツーリスト THE MOVIE~究極の京都旅、ご案内します!!~」が公開中。「黒崎くんの言いなりになんてならない」が2016年2月27日公開予定。
(c)2015川上亮/AMG出版・「人狼ゲーム クレイジーフォックス」製作委員会












