「桜ノ雨」山本舞香
2016年3月3日

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ボーカロイドが歌ってミリオンヒットとなり、今や卒業ソングの定番となった楽曲「桜ノ雨」。歌詞を基にした小説に続き、楽曲の作詞作曲を手掛けたhalyosyが原作・原案を務めて映画化に。本作で初主演を果たした山本舞香が、撮影を振り返った!

sakuranoame_02「桜ノ雨」
3月5日(土)全国公開
配給/AMGエンタテインメント
監督/ウエダアツシ
楽曲制作・原作・原案/halyosy
出演/山本舞香 浅香航大 広田亮平 久松郁実 三浦透子 田畑智子

小さな町の高校合唱部の部員である高校2年生、未来は、部長のハル先輩と歌うことが大好き。顧問の芽衣子先生の退職が決まり、部員たちは先生最後の合唱コンクールで金賞を獲るため、練習に励む。

――初主演おめでとうございます。初めての主演にはプレッシャーを感じましたか? それとも気合が入りましたか?

山本舞香(以下、山本)「私は足を引っ張らないようにしようって思ってました(笑)」

――周りの人たちは引っ張ってもらえるんじゃないかと思ってたんじゃないですか?

山本「そうですね。でも別作品の撮影でなかなか合唱の練習にも参加できなかったので、みんなに頑張って付いていかなくちゃって。歌が苦手だからそれを克服しなきゃって思いましたね」

――「桜ノ雨」という歌の印象は?

山本「マネージャーに1回聴いてみてって言われて初めて聴きました。そしてこの歌が小説になっていて実写映画化されることにもなって『その主演をやるんだよ』って言われて『ええっ?』って。私が主演をやっていいのかと。まだ全然経験も浅いのに主演をやっていいのかなって思いました。それでこの歌をまたちゃんと聴いたら、私の中学時代とシンクロして感動できる歌だなと思って、泣きそうになっちゃったんですね。合唱のシーンを撮る日に練習で歌ったらここ(目の下)まで涙が来て。でも本番で泣けなきゃ意味ないと本番まで我慢して、本番で全部出しました。そのくらい感動する歌ですね」

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――「私は内気だけど人見知りではないので、未来とは違う」とプレスにありますが、自分の中にないキャラクターを演じることで、準備をされましたか?

山本「内気な子の役は初めてだったので、どうやったら内気な子を演じられるのかと考えました。口数が少ない分、目の動かし方とか手の仕草とかが一番表現できるものかなと思ったんです。私は目に力を入れるとにらんだように見えてしまうので、見るときは一緒にあごも上げると意識したり、声の高さとかに気を付けました」

――言葉より仕草で。現場で監督と、未来というキャラクターについて話したことは?

山本「『私、歌が出来るかわからないです。内気というキャラクターも初めてでしたし、不安なことが多いんです』と伝えて、役について何度も2人で話し合いました。初めて監督とあんなに役について話し合ったんじゃないかっていうくらい。監督にもスタッフさんにもたくさん助けられたと思います」

――撮影中のハプニングとかエピソードとかありますか?

山本「合唱のシーンとき、先生=田畑智子さんの指揮を見ながら歌ってたのですが、田畑さんと目が合うたびにウルっと来ちゃって。田畑さんはニコッてこっちを見て笑うんですよ。それで泣いちゃって、その私を見て田畑さんも泣いちゃって。すごく感動したな。あと、私は約2週間ずっと撮影してたんです。なのに他の浅香(航大)さんとか(久松)郁(実)ちゃんとか三浦透子さんとか広田(亮平)さんとかは一緒にご飯に行ったりして、置いてきぼっちみたいな(笑)。翌日『昨日撮影終わってから何してたの?』と聞くと『みんなでゴハン行った~』って。それを聞いていいなあって」

――そんな合唱のシーンが一番お気に入りのシーン、見てほしいシーンですか?

山本「ウーン…。合唱のシーンもいいですし屋上で花火見ながら踊ってるシーンも好きですし、たくさんありますが、お母さんとのシーンが一番好きです。やっぱり奥貫さんとのシーンが思い出深いです。内気で人に気持ちを伝えられない未来が、唯一甘えられるのがお母さん。あの関係性。未来がウソをついててもお母さんは絶対わかってるんですよね、そういうのがいいなあって思いました」

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――今回の経験を得て、今後のお芝居をやっていくうえでの意識や考え方が変わりましたか?

山本「自分の芝居の幅が広がったなって思いました。最初は内気な役が初めてで不安だったのですが、でも私はいただいたお仕事を全力でやりたいので、街の人とか電車で人間観察をして役に取り入れました。もともと人間観察が好きなので(笑)」

――プロフィールに空手やソフトボールが書いてありますが、部活でされたんですか?

山本「空手は小1から道場でやってて、ソフトボールは中1から部活です」

――部活の醍醐味ってなんだと思います?

山本「ソフトボールはチームワークですよね。仲間とどこまで息を合わせられるか。私はピッチャーだったんですよ。私がうまく投げないと打てないし捕れない。打たせて捕らせてアウトとるのもいいんだけど、どうしてもストライクがとりたいと思ってなかなか力が出せなかったときも、チームで声掛けして励ましてくれた。合唱もひとつにならないときれいな歌声は出ないじゃないですか。そこが一緒だなって思いました」

――部活は楽しい思い出ですか?

山本「楽しかったですねー。(チームは)結構強かったんですよ」

――今でも田舎に帰ればチームの仲間に会ったり?

山本「そうですね。当時は日焼けしてワーキャーしている感じでしたが、今となっては久しぶりに会ったらきちんとお化粧したりしてて」

――今後演じてみたい役柄とかありますか? どういう女優さんになっていきたい?

山本「いただいた役は全力でやりたいです。どんな役がやりたいとでなく、どんな女優になるというのも考えたことなくて。どのくらい自分の芝居が評価されるのか、そういうことを考えていきたいなって」

■プロフィール
山本舞香(やまもと・まいか)
1997年生まれ、鳥取県出身。2011年「三井のリハウス」14代目リハウスガールに選ばれ芸能界へ。「ニコラ」の専属モデル。ドラマ「それでも、生きてゆく」(’11)で女優デビューし、映画は「劇場版 仮面ティーチャー」(’14)、「暗殺教室」(’15)、「Zアイランド」(’15)に出演、「暗殺教室~卒業編~」が公開中。

(c) 2015 halyosy、藤田遼、雨宮ひとみ、スタジオ・ハードデラックス/PHP研究所/『桜ノ雨』製作委員会