
深夜に観ると超危険!
いや〜、すごくおもしろかったです! “料理人の映画”という前情報だけで観たんですけど、調理シーンのカッコ良さはもちろん、SNSを使った現代的な切り口と、ロードムービー的なおもしろさ、父と息子の関係など人間愛も詰まっていて。本作の監督兼主演のジョン・ファヴローは、僕の大好きな「アイアンマン」の監督だそうで。だからロバート・ダウニーJr.やスカーレット・ヨハンソンなど脇役も豪華だったんですね。
調理シーンは、実際に料理指導を受けたというファヴローの手さばきがみごとでした。僕なんて「ノンストップ!」で手元を少し映されるだけでも緊張するので、一流シェフという説得力をもたせるための特訓は大変だったでしょうね。あと〝音〟も重要。ジューッと焼く音とか、ホットサンドをカットするサクッという音も美味しそう。確実におなかがすくので、ホットサンド片手に観てください。
お話的には、移動販売のトラックが意外と簡単に手に入ったりと、いかにも映画らしいベタな展開もあるけど(笑)、観ていると矛盾点が一切なく、自然と感情移入できて。主人公が自分と年代的に離れていないからかな。それに、独創的な仕事で勝負したい主人公と保守的なオーナーみたいな衝突は、どこの世界にもありますよね。僕も挑戦したい気持ちはあるけど、依頼された企画を成立させてこその仕事だとも思うから、オーナーの言うことも分かる。そういう社会の縮図も丁寧に描いているところに、監督の手腕を感じました。
主人公が父親としてブレていないところも良かった。息子に対しては一貫して厳しいんです。そんな2人が料理をきっかけに絆を深めていく過程も感動的でした。今気づいたけど、父が息子のためにパンを焼くって「クレイマー、クレイマー」のフレンチトーストの場面を彷佛させますね。本作には(「クレイマー〜」の主演)ダスティン・ホフマンも出ているし……。まさに現代版「クレイマー、クレイマー」ですよ、これは!
■見せたい相手
桝谷周一郎さんに見せたい!
■見せたい理由
北陽のあぶちゃん(虻川美穂子)の旦那さんでイタリアン・レストランのシェフ。お子さんも生まれたので、調理シーンと親子愛、両方楽しんでほしい!
「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」
「アイアンマン」シリーズのジョン・ファヴロー監督が監督、製作、脚本、主演を務めた意欲作。一流レストランの総料理長カール(ファヴロー)は、口うるさいオーナーや自分の料理を酷評する評論家と衝突し、店を辞めてしまう。職探しに訪れた故郷マイアミで食べたキューバ・サンドイッチの美味しさに魅せられた彼は、移動販売を始める
監督・製作・脚本・出演/ジョン・ファヴロー
出演/ジョン・レグイザモ スカーレット・ヨハンソン オリヴァー・ブラット エムジェイ・アンソニー ダスティン・ホフマン ロバート・ダウニーJr.
BD&DVD/ソニー・ピクチャーズ
■プロフィール
1973年、埼玉県生まれ。’93年に日村勇紀とお笑いコンビ、バナナマンを結成。「裁判長! ここは懲役4年でどうすか」(’10)で映画初主演。「ノンストップ!」で司会を務める他、「そんなバカなマン」(共にフジテレビ系)、「クレイジージャーニー」、「バナナマンのせっかくグルメ」(共にTBS系)に出演中。
■バナナマンinformation
「バナナステーキ」DVD-BOX第3弾他、バナナTV第4弾「ハワイ編」「台湾編」DVD完全版が発売中。さらに、日村勇紀の初主演映画「新選組オブ・ザ・デッド」のBD&DVDが9月9日にリリース! また毎年恒例の単独ライブ、bananaman live 2015「LIFE is RESEARCH」も開催決定(8月13〜16日/東京・俳優座劇場)。
(C)2014 Sous Chef, LLC. All Rights Reserved.
撮影/諸永恒夫











