“なぞ転”を巨大スクリーンでイッキ見!?
BD&DVDボックス発売記念SPトークイベント- 2026.05.14
5月9日、東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズ。深夜1時。
ドラマ24「なぞの転校生」(テレビ東京系)のBD&DVDボックス発売記念イベントが行なわれ、企画、脚本を手掛けた岩井俊二、監督の長澤雅彦、俳優の本郷奏多、高野浩幸らがスペシャル・トークショー付き上映会(全12話)に出席した。深夜からのイベントにもかかわらず熱烈な“新旧なぞ転ファン”が駆けつけ会場は満席。そんなファンを前に、岩井らがドラマ制作の舞台裏などを披露した。
初めて連ドラ制作に携わった岩井は「企画と脚本だけのつもりが、編集までやりました。放送日のギリギリまで編集作業をやったりしてね。連ドラ初心者だから力加減がわからなくて…、気づけばカロリー計算を間違えたのか、1話分、多くつくってしまいました(笑)」と、今回のパッケージ化で特別公開する運びとなった未公開シーン「最終話完全版 前・後編」について触れた。長澤監督も「(BD&DVDボックスの映像特典)VFXのビフォー&アフターが収録されていますが、モノリスのCGには本当に苦戦しました」と制作時の苦労を語った。
ドラマの構成について話が及ぶと「当初、時代設定はオリジナル版と同じ70年代にしようという案もあった。だけど、楽曲が著作権で引っかかったりといろいろあって…」と岩井が当時を振り返った。さらに音楽について「ショパンの『雨だれ』をもう少し物語に絡めたい、自身が参加するユニット“ヘクとパスカル”の楽曲『風が吹いている』を挿入歌で使いたかった」と、岩井の楽曲ひとつひとつにまでのこだわりをかいま見ることができた。
1975年放送のNHK「少年ドラマシリーズ」版で主演を務め、今作では主人公の父親役として登場した高野は「またこの作品に関わることができて、本当にうれしい。こうして(ドラマの)テーマソングを聞くと、とても不思議な感じがします」と当時を懐かしんだ。続けて「(転校生役を演じた本郷の)第1話でこの世界にやって来た直後の、インストール前の典夫の動きはすばらしかったよ」と共演した本郷の演技を絶賛。本郷は「オープニングの撮影時、岩井さんから『気持ち悪く動いてほしい』と言われ悩んでいたら、岩井さん自身が実践してくれたんです。その動きが本当に気持ち悪くて(笑)。ヒントにさせてもらいました」と笑いながら語り、さらに「セリフの多い役柄だったけど、苦じゃなくて、現場の雰囲気のよさもあって楽しかったです」とドラマ撮影時の感想を述べた。
最後に本郷が「僕も、一ファンとしてとても大好きな作品です。実はこの作品に出演できたことが、次の作品に繋がったということもあってとても感謝しています。皆さんもこの作品を楽しんで、ずっと好きでいてください」と会場に呼びかけ、トークショーを締めくくった。
| 「なぞの転校生」BOX
BD&DVD発売中(単品レンタルあり)
眉村卓の同名小説を原作に映像化されたSFドラマ。NHK「少年ドラマシリーズ」にて放送された同ドラマに岩井俊二が影響を受け、自身初の連続ドラマで企画、脚本を手掛けた。
演出/長澤雅彦 企画、脚本/岩井俊二 原作/眉村卓 歌・出演/桜井美南 ©眉村卓・講談社/「なぞの転校生」製作委員会 |










