「朱蒙 チュモン」で日本でも人気爆発の美人女優が来日!
ハン・ヘジン、最新ドラマ「済衆院 チェジュンウォン」でも凛とした美しさ

日本でも大ヒットした韓国ドラマ「朱蒙 チュモン」でヒロインを演じ、韓国時代劇の新女王と呼ばれたハン・ヘジンが、新作ドラマのPRに来日。今回のドラマ「済衆院 チェジュンウォン」は、19世紀末、近代への過渡期にある朝鮮社会を背景に、朝鮮で初めての西洋医学の病院に働く若き医師や看護師たちの生き方を描いた作品。ヘジンは、抑圧から解放され自由に生きたいと願う、強く聡明な女性を演じている。

本作は伝統的な時代劇ではありません

―よろしくお願いします。今日は涼しげですごくかわいいお洋服ですね。

ハン・ヘジン(以下ヘジン)「ありがとうございます(笑)」

―本作には原作があると伺っていますが、原作を読まれましたか?

ヘジン「このドラマの脚本家でもある先生が小説を書かれたんですが、私は自ら書店に出向いて買って読みました。そうしたら、結末がある種衝撃的でしたね。というのは、ドラマの台本とはかなり違ったんです。ドラマは放映されると、視聴者がインターネットでいろんな意見を言いますよね。ですから結末はどうしても視聴者が好むような方向に進むんですが、小説の方では、最終的に(ヒロインの)ユ・ソンナンと(主役の一人の)ペク・ドヤンの方が結ばれて、(もう一人の主役の)ファン・ジョンは一人で満州に旅立つ、そういう結末になるんです。それと、ドラマに出てくるエピソードだけでなく、小さな素材ではあるんですが歴史的なエピソードも配されています。何より人物関係がドラマとは大きく違っていましたね」

―舞台になった済衆院は実在だったそうですが、韓国の人たちはみんな知っている施設なのですか?

ヘジン「済衆院は、現代まで続いているシェブランス病院という所の前身なんですね。ですが多くの韓国人は知らずにいました。このドラマを通じてみんなが知ることになったんです。撮影中そのシェブランス病院の先生たちが、たとえば今日は肺の手術の撮影だというと肺の専門医の方が来て指導してくださったり、お産の撮影だといえば産婦人科のお医者様が来てくださったりということで、本当にいろんな科の先生方にお会いしました。だから実は私たちは、その病院に行くと50%ディスカウントを受けられるんですよ(笑)。すごく有名な総合病院なんですけど」

―本作は、前半は時代劇ですが後半は現代劇であって、激動の過渡期を描いています。思い切り時代劇だった前作の「朱蒙 チュモン」とはだいぶ違いますよね。演技の面ではどう違いましたか?

ヘジン「おっしゃるとおりです。私は当初ドラマ撮影に臨む際から、これは時代劇じゃないと思っていました。監督も、これは最初こそ時代劇の体をなしているけれど、あくまでも淡々と演じて欲しいと。『朱蒙 チュモン』のように伝統的な時代劇の場合は、せりふひとつ言うにしてもその時代のトーンというものがあると思うんです。そういう口調で演技してこそ視聴者も受け入れやすいし、ドラマに入り込みやすいと思います。ですがこの作品では私はあえてそういうトーンを作らずに、意識としては現代劇のようにと考えながら演じていました。今の日常生活の中で起きている出来事として演技するというアプローチをしたんです。本作では、現代劇で見られるような恋人同士の愛情のやりとりや、時には愛嬌を振りまいてみたりいたずらっぽいことをしてみたり、相手がすねていたらちょっとなだめてみたりという姿が見られます。見ている方も、ああきっとあの時代にもこういうことがあったのね、と受け入れてくれやすかったと思いますね」

―なるほど。字代劇の部分はあっても「朱蒙 チュモン」とは全然違うものとして演じていたんですね。

ヘジン「そうですね」

女性に勇気と癒しをくれる男性の方に惹かれます

―ヘジンさんの演じるソンナンというキャラクターは、大変聡明で開明的な女性だと感じましたが、ヘジンさんはどういう女性だと解釈して演じたのでしょうか?

ヘジン「おっしゃってくださった聡明で開明的という要素はあると思いますね。朝鮮時代は、女性はいろんな意味で社会的に押さえつけられていた存在でした。ただソンナンの父親は心が広い人だったし、また通訳官という仕事の関係もあって、開化という思想にいち早く目を開いている人でした。父親が女性の人生や夢を押さえつけることをしたくない人物だから、その人の娘として育ったために、ソンナン自身も自分の道を切り開いていきたいという勇気をもっていたし、いろんなものに対して開かれた目をもっていたと思います。彼女は何かにぶち当たることがあっても、決して諦めない女性です。物語のヒロインだということもありますが、女であるということによる抑圧から解放されるために、朝鮮で初めて立ち上がった女性であり、実際に朝鮮で初めて医者になった女性がモデルという人物なんです」


―ソンナンはカッコイイ女性でした。そしてそれだけでなく愛情面でも、2人の全く違ったタイプの男性に愛されますよね。ヘジンさんご自身は、あの男性キャラクター2人ではどちらを選びますか?

ヘジン「そうですね、やはりファン・ジョンのほうに惹かれるんじゃないかなと思いますね。ファン・ジョンとドヤンはタイプが違って、ファン・ジョンの方は『あなたが西洋医学に興味があってもし試験を受けることが出来るのであれば、必ず大成して医者になれるだろう』と言ってくれる。一方ドヤンの方は『女の身分でそんなこと話にならない、何を言ってるんだ』と言う。同じ物事に対して2人は全く違う対応を見せるわけです。ドヤンはソンナンのもっていた夢を押さえつけようとする。片やファン・ジョンの方はソンナンの夢に対して勇気をくれるし希望も与えてくれる。だからやっぱりファン・ジョンの方がいいかなと思います。ドヤンは幼い頃からずっとソンナンの横にいてくれて、ホントに仲はいいんですが、常に自分がソンナンに何かを教え、何々だからこれはダメだよとかそういう言い方ばかりだった。でもファン・ジョンは常に彼女に勇気をくれて、時には慰め心の癒しをくれる。やっぱり女性はそういう男性に惹かれるんじゃないかと思います」

―私も賛成です(笑)。

●撮影/吉田茂一

プロフィール

ハン・ヘジン

1981年生まれ。'02年日韓合作ドラマ「フレンズ」で女優デビュー。'05年のドラマ「がんばれ!クムスン」と'06年の「朱蒙 チュモン」で2年連続MBC演技大賞最優秀賞を受賞。映画は「アー・ユー・レディ?」('02)「達磨よ、ソウルへ行こう」('04)「容赦はしない」('09)に出演

「済衆院 チェジュンウォン」 

セル・レンタル/ワーナー・ホーム・ビデオ

レンタル 8月4日[1](第1〜3巻)、8月18日[2](第4〜6巻)、9月8日[3](第7〜9巻)、9月22日[4](第10〜12巻)、10月6日[5](第13〜15巻)、10月20日[6](第16〜18巻) セル 9月8日コレクターズ・ボックス[1]、10月6日[2]、11月10日[3]

賎民出身の医学生、官僚出身の医学生、西洋人の通訳官の娘の女医、芸妓出身の看護師などが、患者を救うという目的のために朝鮮初の西洋式近代病院に集う。近代への激動の過渡期に、最先端の医療施設で繰り広げられる人間模様を描くメディカル時代劇。

©SBS
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