「エージェント・オブ・シールド」クラーク・グレッグ
2017年2月20日

マーベル・コミックの世界観を共有した映画&ドラマが続々つくられている。これら「マーベル・シネマティック・ユニバース」で、ことさら重要な位置を占めるのがドラマ「エージェント・オブ・シールド」だ。マーベル・ヒーローたちによるアベンジャーズを束ねる正義の組織がシールド、その長官がコールソンなのだ。そして、コールソンを演じるクラーク・グレッグが初来日した機会にインタビューした。

コールソンが窮地に立つと私も痛みを感じる

――すでにシーズン4が米国で放送中の「エージェント・オブ・シールド」ですが、人気が持続する要因は何だと思われますか?

グレッグ「ファンのみんながコールソンを支持してくれたから、この番組が生まれました。マーベルにとって初のTVシリーズとなった本作は、開始当初は『ソーはいつ出てくるの?』などという期待を持たれていたんです。でもこのドラマの焦点はヒーローたちの裏方、スーパ・ーパワーを持っていない人たちの活躍を描くということにありました。ファンは辛抱強く観続けてくれて、シーズン2になると、ヒーローたちよりもシールドのエージェントたちに興味を持ってくれました。キャラクターをよく理解してくれたし、脚本家のジェド・ウェドン(ジョスの弟)と彼の妻のモーリッサたち脚本家チームが、常に物語に刺激をもたらしてくれているおかげもあると思います」

――コールソンとして「アイアンマン」第1作から「アベンジャーズ」までマーベル映画に登場し、その後TVシリーズが始まったわけですが、グレッグさんが考える映画版とTVシリーズ版のコールソンの違いは何でしょう?

グレッグ「映画では、シールドという組織については描かれていますがコールソンがどのような人物かというところには触れられていません。一方TVシリーズでは、彼が物語の中心で、チームを鼓舞したり戦闘に参加したりしますから、『アイアンマン』の時とは全く違った印象を持つはずです」

――演じる上でも映画とTVシリーズで変化はありましたか?

グレッグ「たくさんありましたね。質問の答えになっているか分からないですが、全ては物語に委ねられているので、例えばハムレットを演じる役者は彼に共感して何をしていいのか混乱してしまうことがあるけれども、コールソンが窮地に陥ると演じる私も、彼と同じ痛みを感じるんです。TVシリーズではそういったところまで感じ取れるようになりましたね」

メイとコールソンは一線を越えられない

――シーズン3は新しい敵が登場しますが、グレッグさんが考える見どころは?

グレッグ「物語の指針は、多数のインヒューマンズが登場し、再生中のシールドでは管理できない事態になっていくところです。ATCUも同じような仕事をしているけれど、コールソンは彼らに懐疑的。ATCUのリーダーはとても美しい女性ですが、誰も信用できないんです。さらにヒドラのウォードも登場して、コールソンのダークな部分が引き出されます」

――シーズンを重ねるごとにコールソンのアクション・シーンが増えていますが、撮影中に苦労しましたか?

グレッグ「スタント・シーンは素晴らしい準備ができていて、ほとんど怪我をしたことはないですね。第2話で運悪く上腕二頭筋を痛めたくらい。ちゃんとトレーニングしているし、最高の格闘シーンをつくろうとキャスト同士の志も高いんですよ」

――シーズン3ではATCUのリーダー、ロザリンドと恋愛関係にもなるが、シールド内(例えばメイやデイジー)では?

グレッグ「デイジーはコールソンの娘のような存在なので可能性はないでしょう。メイとの恋愛は多くのファンが考えたり望んでいることでもあるようです。でも2人の間の緊張感を考えると、その一線を越えてしまうととても危険な感じがしますね。万が一、親友でもあり最高の戦士でもある彼女を失ったら、コールソンはどうなるんだ…という緊張がありますね」

――コールソンはレアカードを集めるほどのキャプテン・アメリカ好きなのですが、グレッグさん自身がお好きなマーベル・ヒーローは?

グレッグ「ウォーロック、アイアン・フィスト、アイアンマンは子供の頃から大好きですね」

――今後、マーベル映画や他のドラマにコールソンが登場する可能性はありますか?

グレッグ「今は1年のうち9カ月を『~シールド』の撮影に費やし、すごく忙しいんですよ。でもいつかどこかでアベンジャーズと再会する可能性はきっとあると思いますよ」

「エージェント・オブ・シールド」シーズン3

BD COMPLETE BOX&DVD-BOX(1)〜(3)発売中
DVD(1)〜(11)レンタル中
全話デジタル配信中
発売・販売元/ディズニー

製作総指揮・企画・原案/ジョス・ウェドン
出演/クラーク・グレッグ クロエ・ベネット ミンナ・ウェン

マーベル・シネマティック・ユニバースを構成するスパイドラマ。国際平和維持組織シールドのエージェントたちが、悪の超人たちに挑む。シーズン3では、スーパー・パワーを持つインヒューマンズに対する排斥が進み、シールドは彼らの保護に動く。が、大統領が設置した高度危機抑制部隊(ATCU)に妨害される。インヒューマンズのスカイは本名デイジーを名乗るように。

■プロフィール
クラーク・グレッグ
1962年米国・ボストン出身。「シャドー・メイカーズ」(‘89)で俳優デビュー。「白いカラス」(’03)、「(500)日のサマー」(’09)など出演作多数。「アイアンマン」(’08)、「アイアンマン2」(’10)、「マイティ・ソー」(’11)でフィル・コールソン捜査官を演じた。

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