「ハイスクール・ミュージカル ザ・ムービー」
バネッサ・ハジェンズ インタビュー

ディズニー・チャンネルのTVムービー「ハイスクール・ミュージカル」(以下「HSM」)シリーズで優秀な女子高生ガブリエラを演じ、ティーンのアイドルへと飛躍したバネッサ・ハジェンズ。劇場版にしてシリーズ完結編となる「〜ザ・ムービー」でも引き続きヒロインを演じた彼女は、トロイ役のザック・エフロンとの交際でさらなる注目を集めている。2人合わせて"ザネッサ"と呼ばれるほどにハリウッドでは有名なカップルなのだ。そんなバネッサが、ザックとともに来日。ジャパン・プレミア&ファン・イベントで日本のファンを盛り上げた。インタビュー取材の部屋に現われたバネッサの超ゴキゲンぶりに乗じて、自身の成長や撮影での失敗談、そしてザックの魅力と共演の感想をたずねてみた。

3作を通して徐々に成長して
今では心の殻を破れたと思っている

−いつ歌に目覚めたの?

バネッサ・ハジェンズ(以下バネッサ) 「いつ、どうやってなのかは覚えていないけど、3歳のときに通っていた保育園のクリスマスの学芸会で、主役として賛美歌『まぶねの中で』を歌ったのが本格的な目覚めと言えるかな。"この子、うまいんじゃじゃない!?"と思った両親に勧められて、それから歌のレッスンを受けるようになったから。字が読めるようになると、両親のCDを引っ張り出してきて、歌詞カードを見ながらセリーヌ・ディオンの曲を歌ったりしてたのよ。子どものころから本当に歌が好きだったの」

−「HSM」シリーズを経験して、歌や踊りに対する考え方は何か変わった?

バネッサ 「1作目のTVムービーと、今回の映画版を見比べるとわかってもらえると思うけど、自分でも"成長したな"と感じる。歌や踊りはもちろん、内面も含めて。ドラマの中で、最初ガブリエラは転校生の設定だったけど、私も1作目の頃は16歳で、彼女と同じように内気で、他人と話せないくらいシャイだったの。でも3作を通して徐々に成長して、今では心の殻を破れたと思っている。ガブリエラと違うのは、そんなに数学が好きじゃないところ(笑)」

−撮影現場で何かおもしろいNGはあった?

バネッサ 「ええ、たくさん。特に印象に残っているのは、撮影第一日目の最初のカット。みんなで体育館に駆けこむ場面を撮ろうとして、ワックスをかけたばかりの床で全員いっせいに滑ったことね」

−お気に入りの衣装はある?

バネッサ 「プロムドレス! 使われた生地は、世界中どこを探してももう残っていない貴重なシルク地で、型取りや縫製を絶対に間違えられなくて、私の体に布を当てながらパーツを縫いつないでつくったものなの。ファッションは大好きで、日本に来てからも原宿や渋谷の109でたくさん洋服を買っちゃった。裾がフリルになったスカートとか...」

2人の純粋さが世界でヒットした理由ね
日本で受けたのはカラオケのおかげ(笑)

−「HSM」が映画各国で支持されている理由は何だと思う?

バネッサ 「まず言えるのは、いろんな面でラッキーだったということ。それから、音楽や、ストーリーに込められたメッセージが普遍的だからじゃないかしら。世の中にバイオレンスやドラッグやセックスがまん延しているなか、珍しく純粋で、見る人を良い気分にさせてくれるからだと思う。あ、でも、1作目でトロイとガブリエラがひかれあったきっかけはカラオケ・デュエットだったでしょ? 日本でウケたのはカラオケのおかげかも(笑)」

−3作を共にした共演者たちの素顔を教えて。

バネッサ 「ザックは"高校時代の自分はトロイと比べてお調子者だった"と言うんだけど、私は彼に、トロイに近いものを感じているの。本当にナイスガイで、信念に基づいて行動するところが似ているわ。意地悪なシャーペイ役のアシュレイ・ティスデイルは、実際はとても優しい人。役との共通点はファッショナブルなところくらいね。チャド役のコービン・ブルーは、スポーツマンというよりダンサーなの。だから、バスケットボールのシーンではちょっと苦労していて、一生懸命がんばっていた。彼もすごくナイスガイよ。テイラー役のモニーク・コールマンは面倒見がいい姐御タイプで、ライアン役のルーカス・グラビールはのんびりした性格でおもしろい。ずっといっしょにやってきたから、みんな家族みたいに思えるわ」

−トロイとガブリエラがペアでダンスを踊る場面も多いけど、撮影中、あなたとザックとの息はピッタリだった?

バネッサ 「いろんなダンスのなかで、学校の屋上で踊るワルツがいちばん大変だったの。でもね、ザックはダンスパートナーとして最高! 抱え上げた私を絶対に地面に落とさないし、一度だって私の足を踏んだこともない。ワルツに関してはかなり練習して、撮影にもすごく時間がかかったけど、でき上がった映像を見るとハッピーな気持ちになる」

−キスシーンを演じるときの心境はどんなもの?

バネッサ 「あははは。他のシーンと同じよ。可愛いシーンだし、美しく撮ってもらえたのはうれしいけど。キャラクターとしても恋に落ちているという設定なので、キスまでは許してあげたいな、ってところかな」

−トロイとガブリエラはさまざまな問題を乗り越えるけど、そんな2人の絆に学んだことはある?

バネッサ 「2人は純粋で、本当に可愛らしいカップル。彼らの恋のプロセスはみんなが応援したくなるようなものだし、女の子なら誰でも夢見るようなもの。でも、おとぎ話みたいな恋よね(笑)」

プロフィール

バネッサ・ハジェンズ

1988年、米カリフォルニア生まれ。8歳から出演した「エヴィータ」「回転木馬」などのミュージカルでの歌唱力と演技で注目される。'03年、「サーティーン あの頃欲しかった愛のこと」でスクリーン・デビュー。'06年に全米ディズニー・チャンネルで放映された「ハイスクール・ミュージカル」でティーンを中心に大ブレイクした。'07年、続編「ハイスクール・ミュージカル2」にも出演。'07年、続編「ハイスクール・ミュージカル2」にも出演。日本でも昨年、セカンド・アルバム『INDENTIFY』発表し、シンガーとしても活躍中だ。新作映画は7月全米公開の「ロック・オン」

「ハイスクール・ミュージカル ザ・ムービー」

公開中 ウォルト・ディズニー・スタジオ配給

全米人気TVムービーの初の映画化。卒業を前に、人生の岐路に立つ高校生たちの青春を描くミュージカル。卒業を間近に控えた、イースト高校バスケ部のエース、トロイ。彼は大学のバスケットチームへの進学が内定するが、、別の大学へ合格したガブリエラとの1600kmの距離を考えると気持ちが沈んでいた。そんなとき、トロイたちは、ジュリアードの奨学生の選考になる学校のミュージカルに挑むことになる。彼らは高校最後の舞台で輝くことができるのか!? そして、トロイとガブリエラの恋の行方は!?

ザックとともに初来日したバネッサにファン大熱狂!

2009年1月25日(日)、成田空港に2人そろって到着。集まったファン600人!「こんなに日本のファンがいるなんて信じられない」とバネッサ(左)。ジャパン・プレミア(中央)、ファン・イベント(右)などで精力的にPRをこなしたバネッサ。そのキュートな魅力とファッションに同性のファンも多い

●取材・文/橋真奈美 ●写真/福岡諒祠
©Disney Enterprises, Inc.
backnumber