【本誌連動特集】映画マニアが選んだ!最強最悪の敵TOP100
2016年10月20日
魅力的な“敵”こそが映画をおもしろくする
読者&映画ライター&映画関係者らの投票でTOP100を決定する本誌人気企画“100本シリーズ”。今回のお題は“最強最悪の敵”。アメコミ映画のヴィランから超有名敵キャラ、アニメ・キャラまで…個性豊かな100人がそろったランキングから、1〜10位をご紹介。続きは本誌11月号でお楽しみください。
1. ジョーカー「バットマン」

元の姿はゴッサム・シティを牛耳るマフィアのチンピラ、ジャック・ネーピア。バットマンと戦った際に化学薬品のタンクに落ちて皮膚を漂白され、トランプのジョーカーのように常に引きつった笑みを浮かべる顔を刻印される。精神を病み、当初はバットマンへの復讐のためだけに生きていた彼が、しだいに悪を増幅させ、言動をエスカレートさせていくさまが圧巻。ジャック・ニコルソンがノリノリの怪演を見せる。

2. ジョーカー「ダークナイト」

どこかにコミックのテイストを残していたティム・バートン監督版とは打って変わり、クリストファー・ノーラン監督が生み出したジョーカーは生身の人間そのもの。彼が全身から発散させるアナーキーな悪は、闇の騎士として生きることを選択したブルース・ウェインの決意をぐらつかせたばかりか、観る者の価値観も激しく揺さぶることに。鬼気迫る演技を見せたヒース・レジャーは第81回アカデミー賞助演男優賞を獲得。

3. ダース・ベイダー「スター・ウォーズ エピソードIV/新たなる希望」ほか

全身黒ずくめの外見はもちろん、相手を威圧する声と口調、無気味な呼吸音、お馴染みのテーマ曲など、全ての要素が完璧に〝ザ・悪役〟を表す。その存在感は強大かつ圧倒的で、かつてはジェダイ史上最強の騎士、最強のフォースを持つ男と呼ばれた。エピソードⅣ〜Ⅵでは多くの謎を秘めた人物として登場し、それがたまらない魅力でもあった。エピソードⅠ〜Ⅲでは彼の半生が壮大なスケールで描かれ、分厚い人間像が完成。

4. エイリアン「エイリアン」ほか

卵の中で宿主となる生物の接近を待ち、顔面に貼り付き、胸を突き破り、殺戮しまくる。宇宙でも生きられる生命力、俊敏さとパワーを兼ね備えた身体能力、口の中から飛び出す第二の顎や鋭利な尾を使った殺傷能力、エイリアン・クイーンが司る繁殖能力など、どれを取っても〝究極の生命体〟と呼ぶにふさわしい。H・R・ギーガーによる、人間が根源的に恐怖を覚える要素をおぞましいまでに融合させたデザインが出色。

5. ハンニバル・レクター「羊たちの沈黙」ほか

服役中の身でありながら、FBI訓練生クラリス・スターリングの連続殺人事件の捜査に協力し、彼女に多くの示唆を与えた。映画史上、レクター博士ほど多面性に富んだ人物はいないだろう。精神科医にして猟奇殺人鬼。博覧強記で芸術を愛し、美食家である一方、人肉を好んで食すことからハンニバルと呼ばれる。確かにレクター博士は残虐な犯罪者に違いない。だが、彼が放つ知的な悪の魅力は人々を惹きつけてやまない。

6. フリーザ「ドラゴンボールZ 復活の『F』」ほか

多くの惑星を殲滅、支配する地上げ行為で恐れられた最強の宇宙帝王。戦闘能力の高い種族を配下に従える。冷酷だが言葉遣いは丁寧。孫悟空の無二の親友であるクリリンを殺し、悟空が激しい怒りから超サイヤ人に変身するきっかけをつくった人物としても知られる。

7. ノーマン・スタンスフィールド「レオン」

NYのアパートに暮らすマチルダの幼い弟を含む家族を皆殺しにした、麻薬取締局の悪徳捜査官。狡猾で抜け目なく、マチルダとレオンを急襲してど派手な死を遂げる。エキセントリックでぶっ飛んだ男を演じたゲイリー・オールドマンが強烈なインパクトを残した。

8. T-800「ターミネーター」ほか

スカイネットが開発、製造した人間抹殺用アンドロイド。第1作では人類側のリーダー、ジョン・コナーの母となるサラを抹殺すべく未来から送り込まれる。サラと彼女を守るカイル・リースをどこまでも執拗に追いかけ、そのあまりのしつこさに映画ファンも驚愕。

9. T-1000「ターミネーター2」

スカイネットがプロトタイプとして開発。全身が液体金属製で、体の形状をフレキシブルに変えられるほか、あらゆる物質に同化することができる。さらに、触れるだけでその人物の容姿や服装、声までもコピー可能。組成が液体であるため急激な温度変化に弱い。

10. ラオウ「劇場版 世紀末救世主伝説 北斗の拳」ほか

北斗神拳4兄弟の長兄で、主人公である世紀末救世主ケンシロウの兄に当たる。北斗神拳の伝承者争いでケンシロウに敗れてからは、自ら世紀末覇者〝拳王〟を名乗り、拳王軍を率いて進撃。人間離れした巨大な体躯から繰り出す剛の拳でケンシロウを追い詰めた。