「野火」BD&DVD発売記念 塚本晋也監督&音楽・石川忠のトークショー開催!
2016年5月20日

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鬼才・塚本晋也監督の映画「野火」DVD&ブルーレイと、「鉄男 TETSUO」をはじめとする塚本監督の代表作7作を初ブルーレイ化した「SHINYA TSUKAMOTO Blu-ray SOLID COLLECTION」発売を記念したトークショーが、タワーレコード渋谷店にて5月15日に行われた。

トークショーには、塚本晋也監督と塚本映画のほとんどで音楽を担当する石川忠が登壇。
二人の出会いは塚本監督の商業映画デビュー作である「鉄男 TETSUO」(1989)。
「映画のコンセプトはとにかく“鉄”。だから音楽も“鉄”のイメージにしたかった」という監督が、“鉄”の音楽をできる人を探して、出会ったのが石川だったという。

石川は「監督の映像からはとにかくパワーが伝わってくる。脚本を読んでストーリーを把握しても、どんな映像なのか分からないうちは正直音楽はつけられない。監督の強力な画に負けないように、と考えて作っていた」と語った。

また「野火」は「最初は音楽のない映画になると思っていた」(塚本)そうで、音楽は、映画完成に近づいた頃に付けることに決まったため、オファーは「かなり急だった」(石川)そう。「普段は3カ月くらいいただくけど、『野火』は1カ月くらいだったかな。一緒に仕事を始めた頃は綿密に打ち合わせしていたけど、最近はもう“あうんの呼吸”みたいなもので。ここまで長年やっていると自然に分かるものなのかな。制作時間が短い分、集中して音楽を作ることができたので、やりきった感もあるし、自信を持てる音楽ができたと思います」(石川)と、制作当時を振り返っていた。

「野火」は監督にとっても非常に思い入れの強い作品で「最初は心許なく映画を作り始めて、完成後もどうなることかと思った作品でしたが、おかげさまで全国津々浦々多くの方々に見ていただくことができた。それでももっと多くの方に届けないと、という気持ちがあったので、こうしてソフトとして出ることでまた全国の方に見ていただける、そして“観ていただくことが必要だ”というくらいに思っているので、本当に感無量です」と映画化からソフト発売に至るまでを振り返り、感激の面持ちだった。

さらに塚本監督の海獣シアター制作の7作品(「鉄男 TETSUO」「鉄男II THE BODY HAMMER」「東京フィスト」「バレット・バレエ」「六月の蛇」「ヴィタール」「HAZE ヘイズ/電柱小僧の冒険」)が、ニューHDマスター版として初めてブルーレイで発売する。
「野火」を含む8作品の中から3枚購入すると、塚本監督の描き下ろしアナザージャケットの7枚セット(SOLID COLLECTION 7タイトル分)が必ずもらえるキャンペーンも実施中。

トークショーでは、その描き下ろしイラストのジャケットもお披露目。
「作品の内容とは真逆のイメージで絵を描きました。最初はどういう風にしようか悩んでいたけど、描いているうちに『コレだ!』となって。だいたい4~5日間くらいで仕上げました」と話す塚本監督の独創的なアートが施されたジャケットも話題を集めそうだ。


「野火」
リリース中
監督・製作・脚本・撮影・編集/塚本晋也
原作/大岡昇平
音楽/石川忠
出演/塚本晋也 リリー・フランキー 中村達也 森優作 中村優子 山本浩司 神高貴宏 入江庸仁 辻岡正人 山内まも留

BD●4700円(税抜)
DVD●3800円(税抜)
発売元・販売元/松竹
(c)2014 SHINYA TSUKAMOTO/KAIJYU THEATER