ワンコとニャンコが大活躍!ファミリー・ムービー決定版
『キャッツ&ドッグス 地球最大の肉球大戦争』で声優を担当したハリウッド・スター3人にインタビュー

人間をめぐり永遠の宿敵である2つの種、イヌとネコ。この2種が総力戦を繰り広げたスパイ・アクション(?)「キャッツ&ドッグス」('01)の続編がいよいよ公開! 今回は、邪悪なネコ、キティ・ガロアの世界征服を阻止するため、イヌのスパイ組織"ドッグ本部"の新人エージェント、ディッグスとネコのスパイ組織"ニャオ"のエージェント、キャサリンが史上初めて手を組み、ハデなスパイ合戦を展開する。 3匹のメイン・キャラは実際の動物が演じている。アニマトロニクスとCGアニメの力を借りてではあるが。

ベット・ミドラー(キティ・ガロア役)

―映画を拝見しましたが、とても楽しい作品に仕上がっていますね。

ベット・ミドラー(以下ミドラー)「そうでしょ?」

―本作で声の出演を果たすに至った経緯を簡単にお聞かせ願えますか? あなたが演じるのはかなり邪悪なネコのキティですが......。

ミドラー「邪悪ですって!?(笑) まぁその通りね。でも彼女にもいいところだってあるのよ。意地は悪いけど育ちはいいネコなの。私がラスベガスでショーをやっていた時に、製作サイドから出演依頼を受けたの。脚本と一緒にキティのスケッチ画が送られてきたんだけど、最高にチャーミングなネコちゃんだと思ったわ。エジプト産の毛がない特殊なネコで、とっても珍しい品種なの。あまりにも見た目が奇妙だから、誰も飼いたがらないんだけど、私はすごく美しいと思った。それでボイス・キャストを引き受けることにしたの」

―モデルになった実際のネコとはお会いになりましたか?

ミドラー「ええ、何度か会ったわ。実はさっきの記者会見にも来ていたのよ。名前はリサっていうの」

―キティ・ガロアの声を演じるにあたり、とくに気を配った点は?

ミドラー「興味深かったのは、先にアフレコで台詞を録音してから、それに合わせてアニメーションを作り、その後で再度アフレコを行なって完成させていく、というプロセスね。2回目のアフレコでは映像と完璧にタイミングをマッチさせる必要があったから、かなりの時間を要したわ。大変な仕事よ。スタジオに入るなり気持ちを集中させて、すぐさま仕事にかからなきゃいけないし、それも出来る限り完璧に短時間ですませなきゃならなかったの。見ればわかるように、ものすごく大掛かりな映画だし、私の役目なんてそのうちのほんの一部に過ぎないのよ。それでも本当に大変な仕事だったわ。私以外のボイス・キャストはもちろん、実際のアニマル・アクターたちの撮影にいたってはどれだけの手間がかかったのか想像もつかないわ! 経験上、動物との共演は悪夢以外の何ものでもないから、一体どうやって動物たちを手なずけたのか、本当に驚くばかりよ」

―演じるにあたり、監督とはどのような話し合いをされたのでしょうか?

ミドラー「どうして彼女はこんなにも性悪なのか? どんな性格で、どういった育ちなのか? といったキティの背景について話し合ったわ。キャラクターに幅をもたせたかったの。どんな時でもお嬢様ネコらしくお上品に振舞うのではなく、どこかウソっぽい感じも見せるべきだと思ったのよ。化けの皮をはがすと、実は下劣で、完全に勘違いしながら生きているような側面も重要だと思ったの。完成した作品を見て、あまりの素晴らしさに驚かされたわ。最近の技術ってすごいわよね! 本当に楽しい映画に仕上がっていて、一秒たりとも退屈せずに観られると思うわ」

―別のインタビューで、「実際のイヌが本当にしゃべっているのだと信じてしまった」とおっしゃっていましたが、それは本当ですか?

ミドラー「(笑)そうなの。だって本当にしゃべってるように見えるんですもの! リアル過ぎて怖いくらい。しゃべる動物が出てくるような映画は見ないようにしてるから、知らないうちにここまで来たか! って、もうビックリよ。その昔、TVの『ミスター・エド』で馬がしゃべるのを見て、あきれるほどウソくさくて最悪だと思ったのを覚えているけど、以来、これほどまでに技術が進化したとは思ってもみなかったわ」

―最後に、日本の観客にメッセージをお願い出来ますか?

ミドラー「家族みんなで見るのに最高のファミリー映画だし、どんな年齢層にも楽しんでもらえる作品だと思うわ。イヌやネコを飼ったことがある人ならなおさらね! それに、日本の人たちはユーモアのセンス抜群だから、映画に登場するジョークを全部バッチリわかってくれると思うわよ」

クリスティナ・アップルゲイト(キャサリン役)& ジェイムズ・マースデン(ディッグス役)

―最初に出演依頼を受けた際の感想を聞かせて下さい。

ジェイムズ・マースデン(以下マースデン)「すごく面白いコンセプトだと思ったよ。イヌ派かネコ派か? なんて論議も含めて、イヌ対ネコという構図は大昔から常に取りざたされてきたコンセプトだしね。そんな中で、世界を救うためにイヌとネコが力を合わせる、というアイデアは秀逸だと思ったし、人間が見ていないすきに、彼らがハイテクで洗練されたスパイ活動を繰り広げている、というアイデアも気に入った。それに加えて、実際スタジオで一緒に作業することはなかったとは言え、クリスティナ演じるキャサリンと僕が演じるディッグスとの間の挑戦的な会話ややり取りを演じるのは楽しかったよ」

クリスティナ・アップルゲイト(以下アップルゲイト)「この仕事を断ったら絶縁する、って母親に言われたの。それほど大の動物好きなのよ。今ジェイムズが言った理由に加えて、そんな脅しに負けたってわけ(笑)」

―実際のアフレコはいかがでしたか? アドリブなども多かったのでしょうか?

アップルゲイト「そうね......」

マースデン「アドリブはそんなになかったかな?」

アップルゲイト「全体を通してかなりキッチリ決められていたし、ストーリーそのものの作りがしっかりしていたのもあって、ただ単に風変わりでおかしな動物たちが登場する、というだけじゃなく、任務の遂行に向かって、本筋から脱線することなく演じる必要があったの。明白なガイドラインに沿って、一行一行セリフをこなしていく、という作業だから、普段の演技とはまったく違うプロセスだったわ」

―声の演技をするにあたり、どういった点にいちばん気を配りましたか?

マースデン「いちばん苦労したのは、相手方が目の前にいない中で、シーンのリズムに合わせて演技することだね。暗い部屋でマイクに向かってただセリフを言う、っていうのはとても特殊な状況だからね。脚本だけを頼りに、頭の中で映像をあれこれ想像しながら演じなきゃならない。シーンの展開や声のトーン、このジョークはうまく言えてるか、なんて常にいろんな疑問と格闘していたよ」

―キャサリンとディッグスを演じた実際のネコとイヌには会われましたか?

アップルゲイト「役作りのリサーチのために、キャサリン役のネコと7カ月ほど一緒に暮らしたわ。寝食を共にして、キャラクターの背景を探るために生い立ちについて聞いたり......ってそんなのウソに決まってるでしょ(笑)! ホントはまだ会ったことがないの。今ちょうど下の階にいるって聞いたんだけど......」

マースデン「僕はアニメーターと半年同居したよ。イヌと暮らすよりは、その方が役に立つんじゃないかと思ってね(笑)」

―この作品は、家族で見るのにピッタリの映画だと思うのですが、日本のファミリーを中心とした観客に向けて、何かメッセージはありますか?

マースデン「ペットを飼っている人はもちろん、この映画に登場するイヌやネコ、ハトなんかも含めて動物を愛する人なら楽しんでもらえること間違いないよ。スマートなジョークも満載で、子供だけじゃなく、大人にも十分楽しめるファミリー映画になっていると思うよ」

「キャッツ&ドッグス 地球最大の肉球大戦争」 

8月21日公開/ワーナー・ブラザース配給

3D&2D吹替版同時上映

前作で地球規模の戦争に突入したイヌ族とネコ族だったが、一匹の極悪非道なネコ、キティ・ガロアの出現がとんでもない事態を呼ぶ。人間とイヌの絆を断ち切りネコ族も従えて世界征服すると宣言したのだ。イヌの組織とネコの組織は、地球史上初めて肉球を組みガロアと戦うことに。選ばれたエージェントは警察犬のディッグスと実力No1のキャサリン、そしてなぜかハトのシェイマスだった!

©2009 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED
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