設楽統のこの映画にしたら? Vol.37「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」
2016年7月29日

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これまで本連載で何度も取り上げてきたアメコミ原作ムービー。今月の主役は、世紀の対決を果たした2大スーパー・ヒーローです!

――アメコミ・ヒーロー好きな設楽さんにとっては絶対に見逃せない一作ですね。

そうなんです! 最近は「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」みたいにヒーローvsヒーローの映画が流行っていますよね。こういう映画はもう“お祭り”として観るというか、プロレスの交流戦みたいに楽しむのがオススメ。そんななか、スーパーマンとバットマンが闘うなんて、アメコミ・ヒーロー好きにとっては、まさに夢のカード。「DVD&ブルーレイでーた」でも特集をして盛り上げていたので、公開直後に映画館に観に行きました。

――率直な感想はいかがでしたか?

最大の関心は、どっちが強いの?ってこと。だって、人間のバットマンに対し、スーパーマンは宇宙人でしょ。圧倒的にスーパーマンが強かったけど、バットマン(ベン・アフレック)もヘビー級でデカい! クリスチャン・ベイル版のバットマンと比べると、とにかくゴツくてね。

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――演じるベン・アフレックは設楽さんの1歳上です。

ホントですか!? そう考えるとますますスゴいなぁ……。僕もまだまだ頑張らなきゃ。劇中では特殊アーマーを装着し、ギリギリまでスーパーマンを追いつめていました。それにしても、ヒーローのコスチュームも進化しましたよね。今回のスーツは2人のムキムキの身体を引き立たせていてカッコいい! 60年前の米国TVドラマ版のスーパーマンなんて、今見ると会社の忘年会か?と思うぐらいに(笑)全身タイツのコスプレ感満載で。それはそれで味があるけど。「〜ジャスティスの誕生」は“素材の進化”なのか、とにかくコスチュームがかっこ良かった。映画館を出た後はTシャツが欲しくなりましたよ。映画だけで完結せず、外に興味が広がっていくのが、アメコミ映画を楽しむもうひとつの醍醐味かも。

――本作はそんな正義のヒーロー、スーパーマンが市民にとっての“悪”として描かれるのも見どころのひとつです。

DCコミックスの作品は、どこかダークで、ヒーローがそれぞれ悲しみを背負っていると思うんです。本作では、スーパーマンのパワーが強すぎて街が破壊され、市民からバッシングされちゃう。正義のために闘っているのに、切なすぎます。そういう意味では、スーパーマンって人情モノ。宇宙人だから、ヒューマン・ドラマならぬ“メタヒューマン・ドラマ”ですね。一方のバットマンも、少年期に両親を目の前で殺されたトラウマがあって……“悲しい過去対決”でもありますね。

――この映画は、原作アメコミのファンからウケているみたいです。

でしょうね。コミックの映画化は日本でもたくさんあるけど、ファンを納得させるのはなかなか難しい。でもCG技術が発達したことで、コミック独特の描写も実現できる時代になった。昔から好きな人は「おぉ、僕たちが観たいもの、分かってくれているね!」と嬉しくなるんでしょうね。

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――本作は映画「ジャスティス・リーグ」(’17年全米公開)の序章として、スーパーマンとバットマン以外にもジャスティス・リーグのメンバーが出てきます。

ワンダーウーマンの登場は米国TVドラマの再放送を観ていたのもあって嬉しかったし、アクアマンやフラッシュもちらっと出てきましたね。考えたら“とにかく速いヒーロー”ってアメコミ界にたくさんいる。「あ、また速いヤツ出てきた!」と思いました(笑)。映画でよく“オールスター・キャスト”って謳い文句がありますけど、これからのヒーロー映画もそうなっていくんだろうな。やり過ぎは崩壊に繋がる怖さもあるけど、「X-MEN」シリーズも「アベンジャーズ」もそれぞれのヒーローにちゃんと見せ場がある。「ジャスティス・リーグ」もそうあって欲しいですね。

――この後も続々とアメコミヒーロー映画が控えています。

僕、アメコミの世界観をちゃんと網羅したいんですよ。それぞれの関係性を知っていたらもっと楽しめるんだろうなぁって。でもこうやってどんどんヒーローが手を組むたびに、もっと強大な敵が出てくることになるわけですよね。もう地球は大変ですよ。この世界はだれが守っているんだ!?っていう(笑)。とにかく大人の少年心をくすぐるアメコミ・ヒーロー。将来は、ジャスティス・リーグ対アベンジャーズ、みたいな展開を期待します!

■今月の一本

「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」
DCコミックスの2大ヒーローが激突するアクション。両親の殺害を目撃したトラウマから街の犯罪者一掃に力を注ぐバットマン。一方、地球を守る使命に目覚めたスーパーマンだが、その強大な力ゆえに人類にとって脅威となってしまう。図らずも悪に転じた彼を食い止めるべく、バットマンが立ち上がる。

監督/ザック・スナイダー
製作・脚本/デヴィッド・S・ゴイヤー
出演/ヘンリー・カヴィル ベン・アフレック ガル・ガドット

■プロフィール
1973年、埼玉県生まれ。’93年に日村勇紀とバナナマン結成。「ノンストップ!」で司会を務めるほか、「そんなバカなマン」、「モシモノふたり~タレントが“おためし同居生活”してみました~」(共にフジテレビ系)、「沸騰ワード10」(日本テレビ系)、「クレイジージャーニー」(TBS系)に出演。

■バナナマン information
設楽と日村が主役犬マックス&デュークの声を担当するアニメーション映画「ペット」は8月11日公開(東宝東和配給)。そして8月12~14日には「bananaman live 2016『腹黒の生意気』」が開催される(東京・六本木俳優座劇場)。

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撮影/杉 映貴子