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2010年02月03日

「アバター」、アカデミー賞候補9部門で「ハート・ロッカー」と激突!

第82回アカデミー賞のノミネーションが発表。史上初全世界興収20億ドル超えの「アバター」と、戦場での爆弾処理班を描く「ハート・ロッカー」がともに最多の9部門でオスカー候補となった。監督賞でもそれぞれを撮ったジェイムズ・キャメロンとキャスリン・ビグロウがノミネート。元夫婦同士という、今年の賞レースを象徴する対決となった。ここまでゴールデン・グローブの作品賞・監督賞は「アバター」、同業者同士の投票による全米監督組合賞や全米製作者組合賞は「ハート・ロッカー」、と分け合ってきた。

作品賞はこれまでの5本でなく、初めて10本がノミネート。SF「第9地区」、アニメ「カールじいさんの空飛ぶ家」、第二次大戦もの「イングロリアス・バスターズ」、アメフト選手の実話「しあわせの隠れ家」、リストラ宣告人の生活ドラマ「マイレージ、マイライフ」、1960年代のドラマ「ア・シリアス・マン(原題)」、10代を描く「17歳の肖像」、「プレシャス」の10本が顔を揃えた。

演技賞ではこれまでの賞レースをリードしてきた4人が揃った。主演男優賞候補に、カントリー・ミュージック界が舞台の「クレイジー・ハート」からジェフ・ブリッジス。主演女優賞候補に「しあわせの隠れ家」のサンドラ・ブロック、助演男優賞候補に「イングロリアス・バスターズ」のクリストフ・ヴァルツ、助演女優賞候補に「プレシャス」のモニーク、この4強を脅かす候補は誰か?

監督賞では前述のようにキャスリン・ビグロウがジェイムズ・キャメロンとともにノミネートされたが、女性監督がノミネートされたのはオスカー史上わずか4度目。これまで、1975年「セブン・ビューティーズ」のリナ・ウェルトミュラー、1993年「ピアノ・レッスン」のジェーン・カンピオン、2003年「ロスト・イン・トランスレーション」のソフィア・コッポラの3人しかおらず、監督賞受賞者はゼロ。全米監督組合賞で初の女性監督受賞者となったビグロウが、アカデミー賞でもブレイクスルーを果たすか!?


以下はアカデミー賞ノミネーションのおもなリスト。


作品賞候補;
「アバター」
「しあわせの隠れ場所」
「第9地区」
「17歳の肖像」
「ハート・ロッカー」
「イングロリアス・バスターズ」
「プレシャス」
「ア・シリアス・マン(原題)」
「カールじいさんの空飛ぶ家」
「マイレージ、マイライフ」


主演男優賞候補;
ジェフ・ブリッジス 「クレイジー・ハート(原題)」
ジョージ・クルーニー 「マイレージ、マイライフ」
コリン・ファース 「ア・シングル・マン(原題)」
モーガン・フリーマン 「インビクタス 負けざる者たち」
ジェレミー・レナー 「ハート・ロッカー」


主演女優賞候補;
サンドラ・ブロック 「しあわせの隠れ場所」
ヘレン・ミレン 「ザ・ラスト・ステーション(原題)」
キャリー・マリガン 「17歳の肖像」
ガボレイ・シディビー 「プレシャス」
メリル・ストリープ 「ジュリー&ジュリア」


助演男優賞候補;
マット・デイモン 「インビクタス 負けざる者たち」
ウディ・ハレルソン 「ザ・メッセンジャー(原題)」
クリストファー・プラマー 「ザ・ラスト・ステーション(原題)」
スタンリー・トゥッチ 「ラブリーボーン」
クリストフ・ヴァルツ 「イングロリアス・バスターズ」


助演女優賞候補;
ペネロペ・クルス 「NINE」
ヴェラ・ファーミガ 「マイレージ、マイライフ」
マギー・ギレンホール 「クレイジー・ハート(原題)」
アンナ・ケンドリック 「マイレージ、マイライフ」
モニーク 「プレシャス」


監督賞候補;
ジェイムズ・キャメロン 「アバター」
キャスリン・ビグロウ 「ハート・ロッカー」
クエンティン・タランティーノ 「イングロリアス・バスターズ」
リー・ダニエルズ 「プレシャス」
ジェイソン・ライトマン 「マイレージ、マイライフ」


外国語映画賞候補;
「Ajami」(イスラエル)
「ザ・ホワイト・リボン(英語題)」(ドイツ)
「El Secreto de Sus Ojos(瞳の中の秘密)」(アルゼンチン)
「Un Prophete(預言者)」(フランス)
「La teta asustada(悲しみのミルク)」(ペルー)


オリジナル脚本賞候補;
マーク・ボール 「ハート・ロッカー」
クエンティン・タランティーノ 「イングロリアス・バスターズ」
アレッサンドロ・カモン、オレン・ムーバーマン 「ザ・メッセンジャー(原題)」
ジョエル・コーエン&イーサン・コーエン 「ア・シリアス・マン(原題)」
ボブ・ピーターソン、ピート・ドクター、トム・マッカーシー「カールじいさんの空飛ぶ家」


脚色賞候補;
ニール・ブロンカンプ、テリー・タッチェル 「第9地区」
ニック・ホーンビィ 「17歳の肖像」
ジェシー・アームストロング、サイモン・ブラックウェル、アーマンド・イアヌッチ、トニー・ロシェ 「イン・ザ・ループ(原題)」
ジェフリー・フレッチャー 「プレシャス」
ジェイソン・ライトマン、シェルドン・ターナー「マイレージ、マイライフ」


アニメ作品賞候補;
「コララインとボタンの魔女 3D」
「ファンタスティック・Mr.フォックス(原題)」
「プリンセスと魔法のキス」
「ザ・シークレット・オブ・ケルズ」
「カールじいさんの空飛ぶ家」


美術賞候補;
「アバター」
「Dr.パルナサスの鏡」
「NINE」
「シャーロック・ホームズ」
「ヴィクトリア女王 世紀の愛」


衣装デザイン賞候補;
「ブライト・スター」
「ココ・アヴァン・シャネル」
「Dr.パルナサスの鏡」
「NINE」
「ヴィクトリア女王 世紀の愛」


メーキャップ賞候補;
「イル・ディーヴォ」
「スター・トレック」
「ヴィクトリア女王 世紀の愛」


撮影賞候補;
「アバター」
「ハリー・ポッターと謎のプリンス」
「ハート・ロッカー」
「イングロリアス・バスターズ」
「ザ・ホワイト・リボン(原題)」


編集賞候補;
「アバター」
「第9地区」
「ハート・ロッカー」
「イングロリアス・バスターズ」
「プレシャス」


視覚効果賞;
「アバター」
「第9地区」
「スター・トレック」


音響ミキシング賞候補;
「アバター」
「ハート・ロッカー」
「イングロリアス・バスターズ」
「スター・トレック」
「トランスフォーマー リベンジ」


音響編集賞候補;
「アバター」
「ハート・ロッカー」
「イングロリアス・バスターズ」
「スター・トレック」
「カールじいさんの空飛ぶ家」


オリジナル作曲賞候補;
「アバター」  ジェームズ・ホーナー
「ファンタスティック・Mr.フォックス(原題)」 アレクサンドル・デプラ
「ハート・ロッカー」 マルコ・ベルトラミ、バック・サンダース
「シャーロック・ホームズ」 ハンス・ジマー
「カールじいさんの空飛ぶ家」 マイケル・ジアッキノ


歌曲賞候補;
『オールモスト・ゼア』「プリンセスと魔法のキス」 ランディ・ニューマン
『ダウン・イン・ニューオリンズ』「プリンセスと魔法のキス」ランディ・ニューマン
『Loin de Paname』「幸せはシャンソニア劇場から」 ラインハルト・ワーグナー、フランク・トーマス
『テイク・イット・オール』「NINE」 モーリー・イェストン
『ザ・ウィーリィ・キッド』「クレイジー・ハート(原題)」 ライアン・ビンガム、T・ボーン・バーネット