吸血鬼映画「渇き」を見る前に
カンヌ国際映画祭での審査員賞受賞などでも話題の吸血鬼映画「渇き」。日本公開もいよいよ2月27日に決まったこの映画を、どうしてもひと言だけ先にお知らせさせてほしい。神父が吸血鬼に変わるという物語の詳細は誌面に譲るとして、私がどうしても先に紹介したかったのは、特に後半にちりばめられたユーモア。パク・チャヌク監督らしい、「オールド・ボーイ」でチェ・ミンシクが振り上げたハンマーの先から相手の額に----と黄線が延びる、あの手のおかしさが、今回もすごく効く。具体的には見てのお楽しみにさせてもらいたいが、とにかくだたの吸血鬼ホラーだと思わないでほしい。監督いわく、作品のテーマは「バイオレンスとセックスをどう結合させるか」。確かに。ただし、"結合"は難解ではなく笑いと共に行なわれる。暴力的でエロくて少しグロくてニヤリとおかしい...書いているうちに、もう1度見たくなってきた。パク・チャヌク恐るべし。(ar)

「渇き」
2/27公開
ファントム・フィルム配給
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