本誌特集でジェイムズ・キャメロンとの12年の空白、埋めてください
今月の「DVDでーた」はリニューアル特大号です。いつも買っていただいている読者の方はお気づきかと思いますが、サイズが少し大きくなり、全体的に文字も大きく、読みやすくなりました。さらにタイトルが増えたブルーレイ情報も充実させ、多様化するメディアに細かく対応、読者の方が必要な情報を探しやすく、を心掛けたつもりです。そうした刷新号ということで、本誌特集でもそれにふさわしい人物、作品としてクローズアップしたのが、新作「アバター」(12月23日公開)で、かつてない映像世界に挑戦したジェイムズ・キャメロン。SFへの愛、物語の独創性、そして、映画の舞台となるパンドラというひとつの衛星を、「テキトー」に創ったのではなく、あり得る未来の異世界として構築した裏話を貴重なインタビューで明かしています。キャメロンがすごいのは、もちろんお金も十分にあるからですが、SFファンタジーでありながら、すべての事柄について学術的な裏づけを求め、辻褄が合うように創っている点。しかも、2年がかりで衛星の言語までつくったというから半端ではありません。来日したシガニー・ウィーバーのことばを借りれば「SFというのは、人間であるということがどういうことかを認識させるジャンルである」がキャメロンのSFのひとつの定義。「アバター」の3Dを含む映像技術の進化も楽しみですが、それ以上に観客が「人間であることの意味」を考えさせられるであろう物語が、どんなものになるのかが興味深いところです。何しろ「タイタニック」以来12年の待ちぼうけ。あの完璧主義ぶりを再び見せてくれるならそれだけで満足!なのはわたしだけでしょうか。「細かい設定こそが、物語をおもしろく転がす」と語り、それをオリジナルの脚本で具現化できるキャメロン。そんな監督はほかにいないのですから。先日の東京国際映画祭では本作の作業に追われ、来日できなかったものの、改めて来日も決定したもよう。「タイタニック」が第10回東京国際映画祭で世界初上映され、その後、あの記録的大ヒットにつながったため、キャメロンにとって日本は特別な国なのだそう。本誌特集ではインタビューに加え、キャメロンの全仕事や唯一無比のキャラを改めて振り返り、「アバター」もきっとこうなる!を予想。 まずはこれを読み、12年の空白を埋めて「アバター」とキャメロン来日に備えてください!(ブン)

「アバター」12月23日公開 20世紀フォックス配給
(写真は撮影中のジェイムズ・キャメロン監督)









