5&6月を勝手にエンタメ強化月間に指定しました
実は、6月号はうれしい驚きの連続でした。何がって、5月から6月にかけて、映画もDVDもとにかくいい作品が多いんです。何のひいき目もなしに、ここから1カ月は目を休めるのが惜しいほどの良作だらけなんです。
まずは「ヘルボーイ ゴールデン・アーミー」のDVD。本編もさることながら、ギレルモ・デルトロ監督自身が監修した特典がすばらしい出来。主演のヘルボーイ=ロン・パールマンが「"ディスクの国"の者ども、元気か」と話しかけてくる撮影風景から始まって、監督のクリーチャー愛がグイグイ伝わってくる2時間30分ものロング・メイキングまで、個人的には本編以上の感激版。
次もDVD「HOME 空から見た地球」。この作品は全編空撮映像で構成されたドキュメンタリーで、DVDや劇場で6月5日に世界88カ国同時公開。環境破壊や経済格差問題を考えようと製作された作品ですが、米イエローストーン国立公園の色鮮やかな泉や幾何学模様に広がるスペインの太陽光発電パネルなど、壮大な映像だけでも一見の価値あり。
最後に劇場映画を2本。まずは「マン・オン・ワイヤー」。これは'74年にNYワールド・トレード・センターのツインタワーの屋上間を綱渡りで渡った大道芸人、フィリップ・プティの半生に迫るドキュメンタリー。届出なしの違法な綱渡りに対して下された裁判所の判決も何とも粋です(内容は映画で)。ちなみに「綱渡りの男」という題名で発売中の絵本も泣けます。
一方、名カメラマン、木村大作の初監督作「「劔岳 点の記」では、出番は多くないものの、主人公の妻役の宮崎あおいの演技が印象的。危険な劔岳測量に情熱を燃やす夫(浅野忠信)を支える彼女が、夫に献立を聞いたり、夫の荷にそっとお守りを忍ばせたりする非常に何気ないシーンが、過酷な測量シーンとの対比もあって、強く心に残ります。
ほかにも、斬新すぎるバトル・アクション演出が光りまくるタイ映画「チョコレート・ファイター」、"現代老人版"アメリカン・ニューシネマともいうべきハンガリー映画「人生に乾杯!」などなどなど・・・。いわゆるハリウッド超大作以外でも、心底見てほしい作品がこれだけあるんです。もう、とても書ききれませんので、続きは本誌で。(ar)
(C)2008 Jean-Louis Blondeau/Polaris Images
(C)2009「劔岳 点の記」製作委員会









