まずは見てから、話はその後。「ウォッチメン」
見ていない人にはネタバレ注意なので、まずは見てから読んで欲しいが、とりあえず「ウォッチメン」だ。うっすらとは知っていたが原作は読んだこともなく、知りだしたらキリがないと言われる膨大な前知識もなく本作を見た場合、まず浮かぶ感想はコレだろう。「......ってか、パンツはけよ!」
米ソ冷戦時代から始まる別の歴史をもつもうひとつの世界。世の中の監視者として活躍してきたヒーローたちが、ある日から一人ひとりと殺されていく。仲間の一人のロールシャッハがその真相を探るうち、ヒーローたちのダークサイドが明らかになっていく...。という話だと思うが、ヒーローにも初代とか二代目とかが存在し、その関係性もまとめてくれていないから、登場人物の名前と立場を理解するまでに軽く1時間はかかる。でもご安心を。尺はまだまだある。2時間43分だから。
そんなヒーローたちの中心にいるのは、全身真っ青の全裸男、ドクター・マンハッタンだ。なぜ全裸なのか、なぜ常にブラブラなのか。描かれない(もちろん常識人であるから、葬式ではスーツも着る)。そして彼は超能力者だ。ベトナム戦争を終わらせたのも彼だ(巨大化して歩く大仏になった彼をベトコンたちが崇拝してしまう)。火星にまで女子を連れて行くこともできる(どうして息ができるのか?など気にしてはいけない)が、そこで発見するのは「キミがこの世に生まれたことが奇跡だ」という口説き(?)。いきなり小っちゃ。
もちろん映像はさすが「300〈スリーハンドレッド〉」のザック・スナイダーという素晴らしさだし、物語も本当の悪人は別にいたりして大団円を迎えたりするのだが、この"青い大仏"キャラはすべてをさらっていく。笑えること間違いなし! ポップコーンとコーラを用意して仲間とツッコミながら見るべし!
間違っているとしても、本作はそんな映画なのだ。(ストロングマシーン18号)
「ウォッチメン」公開中 パラマウント配給
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