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角川マガジンズ

ニュース&編集部の声

2008年03月19日

勝利したブルーレイに期待すること

ついに東芝がHD DVDの撤退を表明し、2年にわたる次世代ディスク戦争が終わった。「300 スリーハンドレッド」や「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」など、ブルーレイ(BD)版では採用されなかったPinP(ピクチャー・イン・ピクチャー)機能のメイキングが楽しめる魅力的なソフトもあったが、ハリウッドの大手映画会社を味方につけたBDには勝てず。HD DVDユーザーは「なんだよ」と怒りたくなるだろうが、"戦争"をズルズルと長引かせるよりも、キッパリと負けを認めた東芝の姿勢には、逆に潔さを感じた。今後はBDがハイビジョンの魅力を伝えるパッケージ・メディアとして市場を牽引していくことになるだろうが、課題も多い。大容量がウリなのにDVD特典がまったく入ってなかったり、画質、音質のクオリティにバラつきがあるBDも目立つ。特典が見たかったらDVDも買いなさいでは、ちょっと不親切だ。特典を追加したなんとかエディションとか、画質を良くしただけのリマスター版などで、2度、3度同じ作品を買わされるのはDVDで懲りた。BD1枚でその作品の"すべて"が手に入るぐらいの魅力的なメディアとして広まることを切に願います。  (ぴろきち)

2008年03月19日

「魔法にかけられて」の魔法にかけられて

ディズニーも思い切ったものである。魔法の国から現代のNYに飛ばされてきたお姫様が巻き起こす騒動を描くファンタジー「魔法にかけられて」(公開中)では、十八番であるおとぎ話の数々のお約束を笑い飛ばすセルフ・パロディをちりばめ、ゴキブリまで登場させる大英断!? 女の子映画かと思ったら、これが意外に楽しめるのだ。まず、ヒロインがいい。ほぼ無名のエイミー・アダムスがめちゃめちゃハマっている。本当におとぎの国から来た、そんな感じだ。そして魔法の国から姫を追ってきたリス、ピップ。これがたまらなくかわいい。やられた。しゃべることのできないピップが、王子に姫の危険を伝えようとするそのジェスチャーの愛らしさは助演キャラ賞ものである。ミュージカル・シーンもクオリティが高い。まあ、最後には良くも悪くもやっぱりディズニー映画だね、なのだが。あのファンシーなビジュアルに腰が引けて、大人が、しかも男が見に行けるかよ!と思うに違いない。でも興味があるなら、連れて来られたというフリをしてデートムービーに選ぶ手もある。私もピップ見たさにもう一度映画館に行ってみてもいいかな、とさえ思う。魔法が効いている...かも。  (ブン)

2008年03月19日

世界最強の殺し屋、現わる!?

ブルース・ウィリスやエドワード・フォックスが演じたジャッカルをはじめ、ジャン・レノ扮するレオン、そして日本では高倉健、千葉真一が扮したゴルゴ13と、映画の中に登場する殺し屋は数え切れないほどいるが、今回紹介するのは、ティモシー・オリファント主演「ヒットマン」(4月12日公開)。幼いころから謎の組織に暗殺者として育成され、殺人技を体得し、どんな武器でも使いこなす暗殺者、エージェント"47"。彼が、ロシア大統領暗殺依頼をきっかけに国家的陰謀に巻き込まれるアクションだ。2挺のマシンガンを軽々とぶっ放し、どこに隠していたのか、スーツの中から2本の刀を取り出しての大立ち回りなど、とにかく強い! そして目立ちすぎ!何事も極秘裏に行動する殺し屋にあるまじき行動が多すぎるような気もするが、個人的には映画史上トップ3に入るすご腕の暗殺者かも。細かいことを気にせず見れる作品なので、ストレス発散には最適の1本だ。  (ビーン)

2008年03月03日

記者会見でも「すべらない」

松本人志を中心に出演者が自分の一風変わった体験談を話す極めてシンプルな内容ながら、DVDがシリーズ累計150万本を突破する大ヒット番組となった「人志松本のすべらない話」。話のおもしろさは4月号でも紹介しているのでそちらをお読みいただきたいのだが、このメンバー、なんと記者会見でも"すべらない"のである。今月私が取材したのは、DVD第4弾となる3月25日発売の「〜其の四」に関する合同取材。私がこのシリーズを取材するのは3度目なのだが、取材のたびにネタにされながら話を盛り上げてくれるのが宮川大輔だ。千原ジュニアから「僕がしゃべっていても大輔はいっさい聞きません」とツッコまれるやりとりには、思わず笑ってしまった。もちろん宮川自身は「ちゃんと聞いてますよ!」と反論したが、以前「しゃべる直前は体温が37.8℃まで上がる」と語っていた彼のこと、自分の話に集中するあまり、ほかのメンバーの話が耳に入らないのも致し方ないのかもしれない。番組にも取材にも全力で臨む宮川大輔。番組の締め通り、今後も彼の『「すべらない話」は続く』ことを番組の1ファンとしても編集担当としても強く、強く願っている。  (ar)

2008年03月03日

美しき少女を描いた初DVD化の2作品にノックアウト!!

みなさんは3月21日にDVDが発売される「プリティ・ベビー」をご存知ですか? ルイ・マル監督が初めてアメリカで撮った作品で、少女売春を取り上げた"禁断のドラマ"です。幼い売春婦を演じたのは当時12歳のブルック・シールズ。まだあどけない未成熟な裸体を男の前にさらし少女から女へと変貌していく難しい役どころを、みごとに演じています。舞台となるのは、1917年のニューオリンズのストーリービル。高級娼館に生まれ、淫売の子は淫売になるのが当然という環境の中、外の世界を知らぬまま成長し、12歳の幼さで肉体を売ることになる少女ヴァイオレット。幼い彼女が、愛情を求めて生きてゆく姿が繊細につづられています。そして"少女"をテーマにした作品といえば、もう1作。孤独な14歳の少女と15歳の少年が、大人への扉を開く初恋のせつなさを描いたルイス・ギルバート監督の「フレンズ ポール&ミシェル」が同日発売。アニセー・アルビナが演じる14歳で妊娠を経験する少女のかわいらしさは必見です。"少女"を大胆なテーマで撮ったこの2作品、一度は見ておきたい魅惑の秀作です。  (マコ)