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ジェイ・チョウ in 「カンフー・ダンク!」 OFFICIAL BOOK

角川マガジンズ

ニュース&編集部の声

2010年07月27日

リメイクだらけの世の中で、"意外と良かったリメイク作品ベスト50"が選ばれていた!

リメイクというとどうしてもハリウッドのアイディア不足、安易な企画と考えがちだが、そういったがっかりリメイクが多いのも事実。だがイギリスの映画専門サイト、エンパイア・オンラインは果敢にも「成功したリメイク50作品」を発表した。なるほどと思わせるものあり、「え!?」という意外性あり、いろんな考え方、楽しみ方もまた映画の面白さかもしれない。というわけで、まずは上位10本をご紹介しよう。(ここでは、同じ原作でもコンセプトが異なる映画化はリメイクとみなさない。例えば「チャーリーとチョコレート工場」(2005)と「夢のチョコレート工場」(1971)のように。また1988年の「ヘアスプレー」と2007年の「ヘアスプレー」のように、映画化→舞台化→映画化の道をたどったものは含めない。リブートやリ・イマジニング、つまり「バットマン ビギンズ」(2005)やリドリー・スコット版「ロビン・フッド」(2010)のように過去作とは別のストーリー・ライン、別の設定ならリメイクと見なさない、などのルールが適用されている) 「七人の侍」よりも「荒野の七人」がいい(!?)とか、リメイクの解釈が強引すぎるのでは、といった疑問も浮かんでくるが、まずはご覧あれ。



1位 マイケル・マン監督「ヒート」(1995) ←マイケル・マン監督「メイド・イン・L.A.」(1989)

「ゴッドファーザーPARTII」では同じシーンで共演することはなかったロバート・デ・ニーロとアル・パチーノ。実質的な初共演作「ヒート」は、マイケル・マンが自作のTVムービーをリメイクしたもの。手塩にかけた脚本をビッグ・ネームでリメイク。ムダなシーンを削り、全体をブラシュ・アップ。激突するのは、警察と犯罪者だが似たもの同士のふたり。銃撃戦といい、コーヒーショップのシーンといい、長い間記憶される傑作。TVムービーの方は3時間の長尺に仕上がったが、TVサイズに合わせてNBCが半分ほどの長さにカット。「あれはマイケル・マンの作品ではない」と監督本人。リメイクはちゃんと3時間弱ある。



2位 ジョン・カーペンター監督「遊星からの物体X」(1987) ←クリスチャン・ナイビー監督「遊星よりの物体X」(1951)

モノクロの侵略もののSF映画を、ジョン・カーペンターがねばねばでベタベタな特撮でリメイク。恐怖と不安で、見ているこっちの手までベタベタしてくる。何者にでも姿を変えてしまうエイリアンを、どうやって見つけ出す? オリジナルは米ソ冷戦時代のパラノイア(仲間に見えても、実は危険な敵かもしれない?)を強く訴えたが、カーペンター版はエフェクトや血のりも派手に不確かな敵というサスペンスもしっかり描いた。カーペンターはハッピーエンド版も撮っていたが、公開されず。賢明だった。



3位 デイビッド・クローネンバーグ監督「ザ・フライ」(1985) ←カート・ニューマン監督「蝿男の恐怖」(1958)

実験室の中はハエ一匹いないほどクリーンでなくてはならないという教訓。ジェフ・ゴールドバーグが、愛を失った科学者からベトベトした怪物へと変身してゆく。ロマンスとホラーのクロスオーバーした交配種を映画にできるのはクローネンバーグ監督だけ。ビンセント・プライス主演のオリジナルは、SFとノワールとホラーの突然変異種。オリジナルにあったネコのテレポーテーション失敗をクローネンバーグがカットしてしまったのは残念。



4位 ビリー・ワイルダー監督「お熱いのがお好き」(1959) ←クルト・ホフマン監督「Fanfaren der Liebe」(1951)

昔から、女装した男性によるコメディは王道。「お熱いのがお好き」はその最大の成功例。ワイルダーがもとにしたR・ソーレンとM・ローガンのストーリーは、ドイツ映画「Fanfaren der Liebe」で見ることが出来る。失業した音楽家ふたりが女装して潜り込んだ女性楽団で大混乱とロマンスを引き起こす。ワイルダーが付け加えたギャングに追われるサスペンスや、時代背景となる大恐慌、さらにトニー・カーティス、ジャック・レモンや秘密兵器ジョー・E・ブラウン、セルフパロディっぽいマリリン・モンローが、「お熱いのがお好き」の輝きをさらに魅力的にしている。



5位 マーティン・スコセッシ監督「ケープ・フィアー」(1991) ←J・リー・トンプソン監督「恐怖の岬」(1962)

オリジナルとリメイクの差は、まさにロバート・デ・ニーロ。このサイコホラーで彼の演じる悪役マックス・ケイディには、ドブネズミのずる賢さとトラビス・ビックル(「タクシードライバー」)の執念深さが同居している。オリジナルの被害者グレゴリー・ペック、悪役ロバート・ミッチャム、刑事役マーティン・バルサムをリメイクでも起用しているのは、スコセッシなりの目配せ。ニック・ノルティ演じる弁護士はペックのそれより粗暴で共感しにくく、悪役デ・ニーロも単純な悪人ではない。白黒映画で善悪のはっきりしたオリジナルに比べ、スコセッシ版は善悪の境界がぼやけてより深くモラルを問いかけている。



6位 マーティン・スコセッシ監督「ディパーテッド」(2006) ←アンドリュー・ラウ&アラン・マック監督「インファナル・アフェア」(1989)

スコセッシは舞台をボストンに変え、ホットで若いメガスターたちを集め、結果、長い間ノミネーションどまりだったオスカーを自分の手に入れた。ふたりの立場の違う裏切り者が互いの組織に潜入するという設定による、緊迫したスリラー。キャスティングは完璧。だが仏教徒のいう「無限地獄」という観念からは遠ざかってしまった。オリジナルvsリメイクは引き分け。



7位 スティーブン・ソダーバーグ監督「オーシャンズ11」(2001) ←ルイス・マイルストン監督「オーシャンと11人の仲間たち」(1960)

ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、マット・デイモン、アンディ・ガルシア、ジュリア・ロバーツ、さらにケイシー・アフレック、エリオット・グールド、ドン・チードル。うまい演出、磨かれた脚本、一流のキャスト、笑いもたっぷりで、ラスベガスをめぐる騒動をうまく現代版に昇華している。リメイクという行為が盗みの一種だが、オリジナルでは強盗よりもそれぞれのキャラクターが第二次大戦後、60年代までどう生きてきたか、なぜ金が必要かに焦点を当てている。オリジナルと同じ役名なのは、クルーニー演じるダニー・オーシャンだけ。



8位 テリー・ギリアム監督「12モンキーズ」(1995) ←クリス・マルケル監督「ラ・ジュテ」(1962)

オリジナルは、来るべき戦争と世界の崩壊を時間旅行で救おうとする主人公を描いた28分間のフォトモンタージュ。ギリアムはそれを2時間の長編にするため、デイビッド&ジャネット・ピープルスのシャープな脚本にSFガジェットをぶち込み、彼ならではの派手なビジュアルで埋めた。エイズやエボラ熱を思わせる爆発的感染(パンデミック)、テロリスト、精神的疾患といった現代の不安をうまく取り入れている。ブルース・ウィリスはいつものヒーロー像を打ち破り、ブラッド・ピットの狂気の演技には目を見張る。



9位 ハワード・ホークス監督「ヒズ・ガール・フライデー」(1940) ←ルイス・マイルストン監督「犯罪都市(フロント・ページ)」(1931)

台詞のスピードが史上最速といっていいほど早いコメディ。しかもそのひとつひとつに皮肉やウィットが効いていて、欠点がない。主役の新聞記者ロザリンド・ラッセルと編集長ケイリー・グラントが火花を散らし、恋敵ラルフ・ベラミーはワキでいい味を出す。オリジナルは舞台劇「フロント・ページ」の映画化であり、ここで取りあげるのはちょっとルール違反かもしれない。だがもともとは男性だった記者を女性に変えてしまったホークス監督のアイディアにより、オリジナル以上の映画が生まれた。「フロント・ページ」は1974年にビリー・ワイルダー監督、ジャック・レモン、ウォルター・マッソー主演で再リメイク。「ヒズ・ガール・フライデー」の舞台を新聞社からTV局に変えた「スイッチング・チャンネル」が、バート・レイノルズ、キャスリーン・ターナー、クリストファー・リーブの主演で1988年にリメイクされた。



10位 ジョン・スタージェス監督「荒野の七人」(1960) ←黒澤明監督「七人の侍」(1954)

ユル・ブリンナー、ロバート・ボーン、ジェームズ・コバーン、ホルスト・ブッフホルツ、スティーブ・マックィーン、チャールズ・ブロンソン、そしてもうひとり。西部劇に旋風を巻き起こし、何年ものあいだトリビア・クイズのネタになった。テンポがいいし、イーライ・ウォラックは悪役らしいし、エルマー・バーンステインのスコアは素晴らしい。ブラッド・デクスターの名前だけがいつも、取り残される。オリジナルの黒澤のサムライ映画自体、ジョン・フォードの西部劇から影響を受けているが、スタージェスはさらにメキシコの山村に舞台を移した。ロバート・ボーンは本作のパロディめいたロジャー・コーマン製作「宇宙の7人」でも、同じ役を演じている。



このほかに、おもなものを拾っていくと・・・

11位 アル・パチーノ主演「スカーフェイス」(1983) ←ハワード・ホークス監督「暗黒街の顔役/スカーフェイス1932」(1932)
12位 ジム・エイブラムズ、デビッド・ザッカー、ジェリー・ザッカー監督「フライングハイ」(1980) ←ホール・バートレット監督「Zero Hour」(1957)
14位 レオ・マッケリー監督「めぐり逢い」(1957) ←レオ・マッケリー監督「邂逅(めぐりあい)」
15位 ウィリアム・ワイラー監督「ベン・ハー」(1959) ←フレッド・ニブロ監督「ベン・ハー」(1925)
16位 ウェルナー・ヘルツォーグ監督「ノスフェラトゥ」 (1979) ←F・W・ムルナウ監督「吸血鬼ノスフェラトゥ」(1922)
17位 ピアース・ブロスナン主演「トーマス・クラウン・アフェアー」 (1999)←スティーブ・マックィーン主演「華麗なる賭け」 (1968)
18位 ウィリアム・フリードキン監督「恐怖の報酬」(1977) ←アンリ・ジョルジュ・クルーゾー監督「恐怖の報酬」(1953)
20位 サラ・ポーリー主演「ドーン・オブ・ザ・デッド」(2004) ←ジョージ・A・ロメロ監督「ゾンビ」(1978)
22位 トム・クルーズ主演「バニラ・スカイ」(2001) ←アレハンドロ・アメナーバル監督「オープン・ユア・アイズ」(1997)
23位 クリント・イーストウッド主演「荒野の用心棒」 (1964) ←黒澤明監督「用心棒」(1961)
24位 アルフレッド・ヒッチコック監督「知りすぎた男」(1956) ←アルフレッド・ヒッチコック監督「暗殺者の家」(1934)
26位 ピーター・ジャクソン監督「キング・コング」 (2005) ←メリアン・C・クーパー&アーネスト・B・シュードサック監督「キング・コング」(1933)
27位 スティーブン・スピルバーグ監督「宇宙戦争」 (2005)←バイロン・ハスキン監督「宇宙戦争」(1953)
28位 ブライアン・デ・パルマ監督「ミッドナイトクロス」(1981)←ミケランジェロ・アントニオーニ監督「欲望」 (1966)
30位 クリストファー・ノーラン監督「インソムニア」 (2002)←エーリク・ショルビャルグ監督「不眠症 オリジナル版 インソムニア」(1997)
31位 アーノルド・シュワルツェネッガー主演「トゥルーライズ」 (1994) ←クロード・ジディ監督「La Totale!」(1991)
32位 フィリップ・カウフマン監督「SF/ボディ・スナッチャー」 (1978) ←ドン・シーゲル監督「ボディ・スナッチャー/恐怖の街」(1956)
33位 ラッセル・クロウ主演「3時10分、決断のとき」(2007) ←グレン・フォード主演「決断の3時10分」(1957)
34位 デンゼル・ワシントン主演「マイ・ボディガード」 (2004) ←スコット・グレン主演「Man On Fire」(1987)
35位 ブレンダン・フレイザー主演「ハムナプトラ/失われた砂漠の都」(1999) ←ボリス・カーロフ主演「ミイラ再生」(1932)
36位 アル・パチーノ主演「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」 (1992) ←ビットリオ・ガスマン主演「Profumo DiDonna」(1974)
38位 ゴア・バービンスキー監督「ザ・リング」(2002)← 中田秀夫監督「リング」(1998)
40位 シャイア・ラブーフ主演「ディスタービア」(2007)  ←ジェームズ・スチュアート主演「裏窓」(1954)
42位 ロビン・ウィリアムズ主演「バードケージ」(1996)  ←ウーゴ・トニャッツィ主演「Mr.レディMr.マダム」(1978)
43位 ナタリー・ポートマン主演「マイ・ブラザー」(2009) ←スザンネ・ビア監督「ある愛の光景」(2004)
44位 ルイス・ゴセットJr.主演「第5惑星」(1985) ←三船敏郎主演「太平洋の地獄」(1968)
45位 リンジー・ローハン主演「ファミリー・ゲーム/双子の天使」(1998) ←ヘイリー・ミルズ主演「罠にかかったパパとママ」(1961)
46位 ジェニファー・カーペンター主演「REC:レック/ザ・クアランティン」(2008) ←ジャウマ・バラゲロ監督「REC/レック」(2007)
47位 「ジョン・カーペンターの要塞警察」(1976) ←ジョン・フォード監督「リオ・ブラボー」(1959)
48位 ミハエル・ハネケ監督「ファニー・ゲームU.S.A.」(2007) ←ミハエル・ハネケ監督「ファニー・ゲーム」(1997)
49位 レナード・ニモイ監督「スリーメン&ベビー」(1987) ←コリーヌ・セロー監督「赤ちゃんに乾杯!」(1985)
50位 マーク・ウォルバーグ主演「ミニミニ大作戦」(2003) ←マイケル・ケイン主演「ミニミニ大作戦」(1969)

2010年07月20日

HOTTOYS IS HOT! @東京おもちゃショー2010

「東京おもちゃショー」、それはおもちゃ好きにはたまらない夏の祭典。
今回はその中でも特に心ときめかせたフィギュア・メーカー、ホットトイズの展示についてレポートしてみようかと思います。


今年も数多く展示されていたホットトイズの最新ラインナップ。個人的にもっともテンションが上がったのが「プレデターズ」(公開中)に登場する新キャラクター、バーサーク・プレデター。
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とにかくでかい、とにかく強い!このプレデター。劇中で人間たちをばっさばっさとハントしていく上、クライマックスにはバーサーク・プレデターvsプレデターというバトルも! もちろんプレデター映画の伝統(?)、主人公との拳のぶつかり合いもあります。フィギュア自体が精巧なのは言わずもがな、付属品として血に染まった人間の頭蓋骨と背骨(!)もついております。ちなみにエイドリアン・ブロディ扮する主人公もラインナップされているので、ガチンコ・シーンが再現できちゃいます!


お次に盛り上がったのは「アイアンマン2」よりアイアンマン・マーク6(バトルダメージ版)
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サモトラケのニケやミロのビーナスが珍重されるように、なぜ欠けたり傷ついたりしているスタチューに人は惹かれるのでしょう(←私だけ?)。きっとそれを説明する高尚な理論もあるでしょうが、なにはともあれ見てくださいこのカッコ良さ! 映画のワンシーンがまるでそこにあるかのような生々しさ、臨場感があると思いませんか? 


そしてお次は2の製作も決まっている「ゴーストライダー」よりゴーストライダー&ヘルバイク
なんですが...、テンションがあがりすぎて写真を撮り忘れてしまいました...。ホットトイズ公式ホームページ(http://www.hottoys.jp/home.html)に最新情報がアップされていますのでご覧ください。


最後に、ひときわ輝いていたホットトイズガールズをご覧あれ。フィギュアにも、かわいい女の子にも楽しませてもらった至福のひとときでした。
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越の寒梅

2010年07月20日

最近、手塚昌明監督はDVD特典で活躍中!

芸能生活50周年を迎えた加山雄三がスパイ役に挑戦した「弾痕」が7月23日にDVD化。その特典に「戦国自衛隊1549」の手塚昌明監督が大学の卒業制作につくった幻の作品「照準の彼方」が収録される。音楽の著作権などの問題でダイジェスト版となるが、かつて1度も商品化されていなかっただけに超貴重。しかも、加山雄三のハードボイルドな魅力にシビれたという手塚監督がインスパイアされて撮った作品だけに、あながち「弾痕」とも無関係ではない。「行け!行け!ゴッドマン&グリーンマン DVD-BOX1」用に新作「行け!ゴッドマン」を撮ったりと、最近はDVD特典で活躍中の手塚監督だが、そろそろ劇場公開用の作品も見たいもんです!(信)


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弾痕
DVD/東宝(7/23発売) 4725円

2010年07月20日

ジョニー・デップ&ティム・バートンの"吸血鬼映画"にゾンビ小説家も参加!

「Dark Shadows」は60年代に昼間のTVでオンエアされ人気を博した怪奇メロドラマで、吸血鬼、狼男、ゾンビ、人造人間、魔女、魔法使いなど複数の登場人物が絡みタイムトリップ、並行宇宙までが入り乱れるシリーズものだったという。ジョニー・デップは子供の頃、登場怪物のひとり吸血鬼バーナバス・コリンズに魅せられ、憧れるあまり、映画化権を買取り、ティム・バートンを監督にリメイクをプロデュースすることにした。もちろんデップがバーナバス・コリンズを演じる・・・だろうと思われるが、まだ公式発表には至っていない。2011年の公開を目指し、年末か来年初めに撮影開始となる予定だが、ここへきて進展が見られた。ジェイン・オースティンの名作ロマンスとホラーをマッシュアップした小説「高慢と偏見とゾンビ」のセス・グレアム・スミスを新しく脚本に起用するというのだ。「高慢と偏見とゾンビ」はナタリー・ポートマン主演、デイビッド・O・ラッセル監督で撮影準備中。またセス・グレアム・スミスは、米大統領リンカーンを吸血鬼ハンターに仕立ててバンパイア・ハンティングをさせてしまう「Abraham Lincoln: Vampire Hunter」という小説も上梓。こちらはグレアム・スミス本人の脚色、バートンと「ウォンテッド」のティムール・ベクマンベトフのプロデュースで映画化される予定だ。「Dark Shadows」はもともと、「チャーリーとチョコレート工場」「ビッグ・フィッシュ」のジョン・オーガストの脚本で進んでいたが、新たにバートン監督のもとでグレアム・スミスに書かせることになったようだ。「Abraham Lincoln〜」の準備中に、2人は意気投合したのかもしれない。ゴシック・ホラーとメロ・ドラマの要素を初めて組み合わせたといわれる「Dark Shadows」は、いわば「トワイライト・サーガ」の遠い祖先かもしれない。デップ、バートンのゴシック好きコンビが、グレアム・スミスという新しいゴスの書き手を迎えてどんな映画を作ってくれるのか?

2010年06月25日

WETAの"工夫するマインド"に感心!

「ショートショートフィルムフェスティバル2010」で行なわれた「WETAセミナー」を覗いてきた。講師はWETAの創始者のひとりであるリチャード・テイラーと、著名な児童書作家でもあるマーティン・ベントン。ゴム製のシャベルでテイラーに殴打されたベントンが口から血―もちろんニセモノ―を吐く小芝居(?)で始まるなど、サービス精神にあふれたセミナーだった。映像製作を目指す若者を対象としたセミナーだったこともあり、テイラーが強調していたのは限られた予算の中での創意工夫。「ブレインデッド」や「ロード・オブ・ザ・リング」「第9地区」、ベントンのアニメ・シリーズをテキストに、お金はかからないが映像を効果的に見せるトリックを披露してくれた。特に「ロード〜」での乗馬のできない俳優向けの装置は、ドリフのコント並みのアナログさ&チープさで思わず笑ってしまった。派手なCGにばかり目が行きがちだが、これからはWETAのそうした創意工夫にも目を凝らそうと思う。(茶ぶらーしか)